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[強調]Anything_V3クオリティ呪文比較

皆さんが日頃何気なしに使っているであろうクオリティ、ディテール系の呪文の効果、正しく認識出来てますか?この記事はそういった呪文の視覚化に役立つ…かも知れない検証の結果です。

呪文復唱についての検証結果はこちら↓


目的


webuiのX/Y plotを使用しクオリティ系各種呪文の強調毎の絵柄に対する変化を視覚化する

背景と1girl両方に対して効果を検証したい

1girl,
landscape,
両方のプロンプトで検証する

1girl,→キャラ、背景、手、個別の色、近景等が含まれているseedを3つ選択

landscape,→水面、建築物、空が入っているseedを3つ選択

ついでに強調マイナス効果も検証する

生成環境


設定はNAI順序
Colab使用 Xformersは生成毎に結果が変わってしまうので不使用

Anything-V3.0.safetensors
steps,28
Euler
Size: 768x768, 縦長 横長の構図による差異を平坦化するため1:1を選択
scale,12
Clip skip: 2
Vae:kl-f8-anime2

Prompt:
1girl,のみ またはlandscape,のみ

Negative prompt: 
NAIで言うLow Quality + Bad Anatomy

nsfw, lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry,

X/Y plot
X type Prompt (null),-1,1.0,1.2,1.4,1.6,1.8,2.0,
Y Seed
1girl,2579839041,3062419435,12100110
landscape,2518352772,2038416005,805533181



強調2まで出力する理由:
呪文には呪文強度があり、効きにくい呪文は2まで強調しても絵が崩れない。逆に効きやすい呪文は2になる前に崩れます。その検証も含めています。また、プロンプトが十分に長いと強調上限は突破出来ます。


呪文追加予定です。記事更新のお知らせはTwitterにて。


長々と書きましたが本題です。
こちらを見る前に注意してほしいのが、一番左の()と書いてある縦軸の画像がクオリティ呪文無しの素の状態で、その隣がマイナス1です。留意して見てください。

本題

detailed,

定番。複雑に、高精細にしてくれます。アップが多くなるのでFull-body,Medium Long Shot,Full Shot,等引きの呪文を使ってください。1.8~から厳しいか。
マイルドに精細さが増すのでおすすめ。

ultra-detailed,

2単語なので強調した場合の効力も強い。~1.4辺りが妥当か。マイナスだと赤くなる。
風景に対しても効力が強い。1.6~から別世界に。

masterpiece,

強調すると1.4~から黒髪、下半身のアップが多めに。若干センシティブ。
1.4までなら風景を綺麗にしてくれる、マイナスは大して変わらず。1.6~から黒髪の女性と紐付けられている感じ。

best quality,

マイルドな効き目。違いははっきりせず。
マイルドな効き目。空気感のある高精細に。強調すると明るくなる。

beautiful,

マイルドな効き目。強調すると薔薇が増え、キャラデザもお嬢様っぽくなる。
マイルド。強調2で緑以外が消える。

illustration,

わかりやすく塗りが変わりる。こってりした絵柄になるので使い分けが重要。
描かれた風景、雪景色が多くなる。何故かは不明。

raytracing,

1.4~からチェック、ポリゴン、パリピ感が出てくる。
ゲームで作ったような景色に。強調でプール、人工物。

highres,

ハイレゾリューションとは似て非なる結果に。1.8~から背景がなくなる。
人工物が消える系の効き方。強調しても高精細にはなってない。

high resolution,

愛用の呪文。強調でガラッと変わります。髪の内側が明るくなるのでハイレゾ顔もわかりやすいか。
こちらも人工物が消える効き方。マイナスだとリアルな風景になる?何故?

100 layer,

マイナスだと猫耳フードが出る謎。わかりやすくフリルが多くなる。
強調で複雑さが増していく。

1000 layer,

こんなの効果あんのかよwと思ったらあった。数字系はネガティブのtextを貫通するのでtext強調を。マイナスは猫耳黒パーカー。何故?
広角に。オブジェクトが増える。

clear,

とりあえず綺麗になるのでおすすめ。強調でゴシック建築、ドレス、中央配置。
景色は雄大に、建築物はゴシックに。

delicate,

ソフトな効き方。引っ込み思案な感じに。画面がぼやけたりはしない。
効きは弱い。繊細な描き込みが増している。

realistic,

ガラッとリアル調になります。アップになるが壊れない。リアル系が好きな人はこれと他の呪文を組み合わせてる感じ。
もうその辺のでかい自然公園の写真。

extremely unity CG 8K wallpaper,

複数呪文の組み合わせなので壊れるのが早い。白髪赤目になる。1.2ぐらいで絵柄の支えに使うことが多い。
ゲームのような高低差の激しい景色になる。

sharp,

強調でトゲトゲが増える。アウトラインをクッキリ出したい時にsharp outlineを使うくらい。
若干良くなる。強調し過ぎに注意。

kawaii,

目が大きく、小物が増える、ピンク色。
謎のちびキャラがこちらを見ているのはホラー。

4k,

マイルドな効き目。良くなるが小物も増える。
人工物は無くなる。

8k,

良くなるが走り出す。何故?
4kと大して変わらない効き目。

100000000k,

こんなの効果あんのかよwシリーズその2。効き目バッチリだった。数字の連なりに意味があるのかも知れない。マイナスはネガ用にいいかも。
空気感が出て雲が細かくなる。

SSR,

金髪ヘッドホン娘と関連があるらしい。下のgacha game SSR characterを使おう。
強調で人工的になる。スポーツサービスルーム(SSR)が影響してる可能性。

gacha game SSR character

金髪、装飾の付いたドレス、UIが出る。強度は高い。
ソシャゲの画面そのものといった感じ。


3D,

綺麗になると思ったら、昔のローポリゲーみたいになった。ネガが主な用途か。
ギラギラの3Dグラフィックに。マイナスの方がいい仕事してる。

2D,

元が2Dなので効果薄め。たしかに良くはなってる。
元々が2Dなので効果実感出来ず。

postprocessing,

何故か強調でモノクロに。キャラの周囲にふんわり効くので復唱で重ねたりする。
緑が多くリアルに。シェーダー感は無し。



感想

マイナス効果はあるものと無いものの差が激しい。
ネガ用に幾つか使えるかも…しれないレベルなので検証する価値があったか微妙。

noteでは大きな画像が表示できず効果が分かりづらい。
Notion等の外部サイトかpng配布を検討中。
最初のシード選びで似た構図を選んでしまったのは若干の後悔。もっと多彩な比較がしたかったがユニット数もnoteもギリギリなので勘弁。

呪文の視覚化に少しは寄与出来たかなと思いたい。

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