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Mimínoz
2023年10月11日 22:31
学生たちは夏休み真っ只中の8月上旬。私は締切2日前に依頼された文芸誌への寄稿が無事に終わり、蝉の声をBGMにしながらバルコニーで紅茶を飲む。納期を守った代償としてバキバキに凝った背中をほぐすため、椅子の背もたれに背中を預け真上を向くと、3人の顔が視界に飛び込んできた。「ありすの服、さんかくじゃない〜!」「うげっ、このタイミングで三角星人のおでましか」「アリスさん、夏休みの宿題で分からないとこ