イキイキと働く医療従事者を増やしたい理由

こんにちは。エムスリーキャリアでエンジニア採用を担当している横山です。シリーズの最終回となる今回の記事では、私たちの「イキイキと働く医療従事者を一人でも増やし、医療に貢献する」というミッションの背景を書いていきます。

医療業界で働いている方、あるいは医師や薬剤師といった医療従事者が身近にいる方でないと、このミッションを聞いてもなかなかピンこないという人は多いのではないでしょうか。

今回は私を含め、採用チームのメンバーが求職者の方に説明している内容を、データなども用いながらお伝えしていきたいと思います。

私たちのミッションの背景

現在の日本は、人口減少や少子高齢化の影響で、医療を提供するための資金や人材が不足し、このままでは医療を持続できなくなると言われています。
※興味のある方は、当社代表の解説記事もご覧ください

社長に聞きました！エムスリーキャリアはなぜ、医療の人と組織の問題に向き合うのか | 私たちが増やしたい医療の「イキイキ」

私たちのミッションの背景には、医療の「人材」に関連する様々な問題があります。特に着目しているのは医師をはじめとする医療従事者の不足や偏在、そこから生まれる医療機関の経営・組織の問題により、医療現場の疲弊が深刻化している点です。

誰にとっても重要である医療分野で、人手が足りなければ増やしたいところです。とはいえ、日本全体で人口減少が進むなか、医療業界だけ人材を増やすのは簡単ではありません。

また組織運営の非効率、赤字経営の問題も、その要因はそれぞれの医療機関で異なります。そのため、「これをやればいい」といった唯一の解決策を提示することも難しい状況です。

エムスリーキャリアのアプローチ

ではどうするのかですが、私たちは「人材配置の最適化」と「経営・組織改善」をワンストップで支援し、「限られた資源の中でも必要な医療を提供できる体制づくりに貢献する」ことを目指しています。

人材配置の最適化は、医療ニーズの高まっている分野に人材を増やしていく重要な取り組みです。

例えば、日本は高齢化によって複数疾患、慢性疾患の患者が増えていて、病気を治すだけでなく、病気とうまく付き合っていくことを支援する専門家の需要が高まっています。しかし実際には、こうした社会の変化に対応した人材配置はまだまだ実現できていません。

そこで私たちは、「医療従事者と医療機関のベストマッチを実現する」という方針のもと、医療従事者に特化した人材紹介サービスを提供しています。

国内医師の9割以上、薬剤師の6割以上を会員に持つm3.com（エムスリードットコム）を活用し、創業から4年目で、医師・薬剤師の人材紹介領域にて業界No.1になることができました。

また、医療を持続可能にするには、医療従事者の方々がイキイキと働ける環境を増やすことも大きな課題です。特に医療従事者の業務負担の軽減や健康確保は、私たち国民が受ける医療サービスの質や安全を保つ上でも、重要性がどんどん高まっています。

そのためエムスリーキャリアでは、病棟再編を中心に、医療機関の組織改善を支援するサービスも提供中です。

人や組織の課題解決には、変化に伴う摩擦を乗り越えたり、必要な取り組みを継続していく工夫など、様々な困難があります。それらの困難に対して、顧客と一緒になって立ち向かうところが、私が思うエムスリーキャリアの良い点、好きだなと思うポイントです。

決して簡単なことではないですが、医療の人や組織の課題解決を一つ一つ積み重ね、「イキイキと働く医療従事者を一人でも増やし、医療に貢献する」というミッションを実現したいと思っています。

最後に

エムスリーキャリアでは、より多くの課題解決に貢献するため、テクノロジーの活用を積極的に進めています。

当社には人手を介して提供するサービスが多くありますが、ここにテクノロジーが加わることで、業務オペレーションの更なる効率化はもちろん、これまでになかった新しい価値の創出もまだまだ可能だと考えています。

テクノロジーの活用を進めるにはエンジニアの存在が不可欠です。当社のエンジニアの数は少しずつ増えていますが、より良いサービスを作っていくためにはまだまだ人手が足りていません。

医療の人や組織の課題解決に少しでも興味をお持ちいただけたら、ぜひ面談や面接にてお話しできればと思います。

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