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エムスリーキャリアの開発体制ってどうなってるの?今はこんな感じです。

エムスリーキャリア、エンジニア採用担当の横山です。シリーズの2回目となる今回の記事では、エムスリーキャリアの開発体制について書きたいと思います。

グループ人数の変化

2009年の設立から数年間、エムスリーキャリア専属のエンジニアはいませんでした。その間は親会社のエムスリーにシステム開発を依頼していましたが、2013年にシステム内製化をスタートして現在に至ります。

ここまでの組織になるにあたり、どんな考えや方針で進んできたのか、開発体制はどのようになっているのかを書いていきたいと思います。

エンジニアのミッション


「テクノロジーでエムスリーキャリアの事業成長と医療従事者の生産性向上を推進する」というミッションのもと、全社のシステム開発を全て引き受けています。

その中でどんな価値貢献を目指すかを、3つのカテゴリにまとめています。

エムスリーキャリアのサービス (18)

特徴的なのはシステム開発以外の提供価値に、「業務コンサルティング」と「ディレクション」を挙げている点かもしれません。少し解説していきます。

<業務コンサルティングについて>
社内外の顧客を理解したうえで、課題の根本解決に貢献しようという意味を込めています。私たちのサービスを良くするには、システムと顧客に最適化された営業プロセスの両方が必要です。システムだけでなく、営業プロセスも視野に入れた改善に取り組むことを大切にしています。

<ディレクションについて>

サービス開発を円滑に進めるために、開発だけでなく、時にはプロジェクトマネージメントの役割も担い、システム開発と改善をリードできるようにしようという意味を込めています。

これらの価値を組織として提供できるよう、エンジニアチーム内で役割分担をしながら(開発エンジニア・QA・PjM・PdMなど)、開発を進めています。

チームの構成と開発フロー


現在は4つのチームに分かれ、サービスごとに職能横断のプロジェクトチームを組んで開発しています。※人数は2021年1月時点です

チーム構成

課題設定は事業責任者や他のチームメンバーと一緒に行い、費用対効果の高い施策から優先的に着手します。成熟期にあるサービスの開発フローをまとめたのが次の図です。

基本的なプロジェクトフロー

開発後はABテストなどで効果検証も行い、必要な改善まで担当しています。
立ち上げ期にあるサービスは、このようにカッチリと決まった業務フローではなく、事業責任者と直接相談しながらある程度自由に開発を進めています。

エンジニアの行動指針


エムスリーキャリアには「情熱」「誠実」「プロフェッショナルの追求」という人材理念と、それを具体化した8つの行動規範があります。

これらは私たちがミッションを実現するうえで大切にしている基本的な考え方ですが、エンジニアが大切にしたいアクションを明確化するため、敢えてエンジニア独自の行動指針を作っています。

エムスリーキャリアのサービス (19)

チームで意識しているのはとにかく受け身にならないこと。良いサービスを作るための提案はどんどん行い、実行していく組織でありたいと思っています。

利用している主な技術


エムスリーキャリアで開発に用いている主な技術は次のようなものがあります。新技術の導入については、目的に合ったものであれば積極活用する方針です。

<Webアプリケーション開発>
・言語:Ruby,Kotlin,Java,PHP,Go,Python
・ライブラリ:Vue.js,jQuery
・フレームワーク: Ruby on Rails,Spring Framework
・ミドルウェア: PostgreSQL,Redis,Elasticsearch,Docker
・クラウド:AWS,Azure,Salesforce
・CI/CD:GitLab CI/CD
・バージョン管理:GitLab
・プロジェクト管理:JIRA
・ドキュメンテーション:Confluence
・コミュニケーション:Slack,Zoom
・その他:AWS各種サービス(EC2,RDS,Lambda,ECS,S3,Athena,IoT等)

<社内システム開発>
・開発言語:Apex,JavaScript,Python,Go,Ruby
・フレームワーク・ライブラリ:Vue.js,Flask,TensorFlow
・ミドルウェア: PostgreSQL,Elasticsearch,Docker
・クラウド:AWS,Azure,Salesforce
・バージョン管理:GitLab
・プロジェクト管理:JIRA
・ドキュメンテーション:Confluence
・コミュニケーション:Slack,Zoom
・その他:AWS各種サービス(EC2,RDS,Lambda,ECS,S3,Athena,IoT等)

以上が、エムスリーキャリアでの開発組織の概要です。次回の記事ではエンジニア組織のカルチャーについて書いていきたいと思います。

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