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『自信がない』のループを抜け出す言葉選び

思ったようにうまくいかないことがあるとイラつくし、それが続くとだんだん自信を失っていく。
最近そんなループに陥っていた。

会社を辞めてから、やりたかったけど今までやってこなかったことをする期間にしてみた。
ひとつはSNS。
早速こうやってnoteを書いたり(再開だけど)、Instagramも公開アカウントで始めてみた。
やったことなかったが、とにかく何か新しいこと始めたいとスタートしてみた。

そもそも素人が独学で始めたアカウント。
すぐに伸びるわけはないのだけど、もうちょっと反応があるだろうと思っていたのに想像より遥かに反応が少なくてビックリ。
noteはアクセス数が見れるので、読んでいただけたのがわかるからそれもまたモチベーションになるが、Instagramは完全に壁打ち状態。

特に自分が気に入っている投稿が全く反応がないと本当に凹む。
妹が毎回「いいね」を押してくれるのが心の支えだ。
フォローされた当初は「やりにくいな…」と思ったが、今では本当にありがたい😂

そもそも投稿数が圧倒的に少ないというのも原因にあるようなので、今はコツコツと投稿数を増やしているところ。
とは言ってもやっぱり壁打ちは寂しい気持ちになる。

noteは書きたいのに書けない状態が続いて、2,000文字くらい書いても気に入らなくて削除することもあった。
中身は違っても、うまくいかないということはInstagramと共通していた。
「みんなやれていることが私にはできない。こんな私がよく会社で管理職をさせてもらえたものだ」
そんなふうに考えるようになった。

すると「あれ、私は会社でどこが認められて管理職なんだっけ?」とか、
「あのまま会社にいてお給料をもらい続けた方が良かったんじゃないか?」とか
「もしかして私は判断を誤ったのか」とか、ひとりの時間が増えたので考えすぎるようになっていた。

冷静に考えると『そんなことはない』と言えるんだけど、一度その思考に陥ると『自分はダメだ』という負の感情に簡単にスイッチが入ってしまうようになった。


様々な啓発系の本や動画には「できないと思ったらまずできないという事実を受け入れ、その後は自分を責めない」とある。

このままではどんどん腐っていきそうな危機感を覚えた私は、自分を客観的に見るようにしてみた。


『わかった。今の私は自信をなくしている。でも何故?』


すると、無意識にやってしまっている行動に気づくことができた。


前職の元同僚たちと会うのを避ける

かつて私を慕ってくれていた同僚や部下たちが、今の私を見て失望するのではないか、となぜか思うようになっていた。
私にとっては自由に時間を使い、好きなように活動しているやりたかった生活のはずなのに、会社員から見たら、だらしない生活をしているように見えないかと気にし出した。


卑屈っぽい言動が増加している

夫が家に帰ってくると「今日は何してたの?」と聞いてくる。
これは単に、通勤を辞めた私との会話のネタなのだけど、私はなぜか「今日はどんな生産性の高い一日を過ごしたの?」と聞かれているように感じてしまい、
「別に何もないけど(家にいたよ悪い!?)」とイラついた返事をしてしまった。
夫は運動不足にならないように気をつけてね、とか、今日は何が一番楽しかった?とかそんな質問をしているだけなのに。


ネガティブな言葉選びをしている

これが一番強力に負の効果をもたらしている気がする。
例えば、

「明日天気が良いから洗濯しないといけない」
「あー、あんな大きいドーナツ食べちゃった」
「なんかすみません…」

のような感じ。
これがどうネガティブなのかというと

・やらなくてはならない(強制感)
・やってしまった(後悔)
・申し訳ない(卑下)

この印象になってしまう。

これが一番マズい理由は、声に出して発した言葉が耳から入って脳に刷り込まれることだ。

コップ半分の水を「もうない」と取るか「まだある」と取るかの話と同じだと思うのだが、この場合は

「明日天気良いから洗濯しよう」
「あの大きいドーナツ食べれた」
「ありがとう」

と言うのがいいのだろう。

言葉の力は強力なので、私が無意識に発した『負の言霊』で自分の自信をどんどん削いでいったのだ。

それに早めに気づけたのが良かった。
言葉がネガティブだと感じた場合、ポジティブに言い換えてもう一度言うようにしている。


元同僚と会いたくなくなっているのも、卑屈な言動が増えているのも、全て私の言葉選びがネガティブだから、引っ張られてしまっていると気がついた。

それが自信がない自分を作り上げていたのだと思う。

それからは、自信がない感情に陥ったときには「あ、またネガになっている」と自分の状態を受け入れて、ポジティブな言葉を書き出したり、ポジティブな会話をするように心がけている。

人に聞かせる言葉同様に、自分に聞かせる言葉も明るく元気が出るものにしたい、と思った話でした。

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