政治のポータルサイトPolityLinkを作った話
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政治のポータルサイトPolityLinkを作った話

薄井光生

この記事は、CivicTech & GovTech ストーリーズ Advent Calendar 2020の10日目の記事です。

PolityLinkとは?

PolityLinkは、政治の「原文」へのポータルサイトです。国会や各省庁のサイトなど、色々な場所でバラバラに公開されている情報を、クローラでかき集め分かりやすくまとめ直しています。

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どうしてPollityLinkを作ったのか?

私はこれまで政治とは無縁の生活を送ってきました。数少ない接点といえば、数年に一度の選挙くらい。ただそれも、信頼できそうな顔のポスターを選ぶだけの味気ないものでした。

そんな私が政治について知りたいと思うきっかけとなったのは、去年の10月、消費税が突如10%に引き上げられた時でした。直前まで何も知らず、驚いたのを覚えています。さらに驚いたのは、増税のタイミングが実は何年も前から法律で決められていたということ。国会で議論されているのは、自分に直結する日本の未来なのだと、その時初めて実感しました。

決定打となったのは今年の5月、突如Twitterを賑わせた#検察庁法改正案に反対しますというハッシュタグです。芸能人が次々と政治的な表明をする異例の事態。政治について興味を持ち始めていた私は、この法律案についての正確な情報を集めてみようと思い立ちました。

調査は難航しました。苦労の末に、法律案の本文は衆議院のサイトに載っているが、概要資料は担当省庁のサイトに別々にまとめられていること、さらに国会での議論は国会会議録検索システムというまた別のサイトで公開されていることなどを知りました。様々なサイトを右往左往し、検察庁法改正案の全貌がようやく朧げに見えてきました。法の下に生きる私たち市民が、法に関する情報にアクセスするのはこんなにも難しいのかと驚きました。

PolityLinkはこの苦労に着想を得たプロダクトです。情報自体は公開されているが、それらがバラバラになっていることが問題なら、クローラーで機械的に情報を集め、法律案ごとにまとめ直してあげれば良い。こうなればもう安心です。検察庁法改正案に関する全ての公式情報に1つのページから簡単にアクセスできるようになりました。

PolityLinkのこれから

今年の10月にPolityLinkをリリースしてから、政治の見え方が格段にクリアになり、今ではこんな記事も書けるようになりました。

また、リリース以来多くの人に反響をいただき、プロダクトを使っていただけているのは開発者としてもとても嬉しいです。

私たち市民が政治としっかり向き合うことは、より良い未来を作り上げていく上で大きな原動力となるはずです。そこに少しでもPolityLinkが貢献できているのであればとても光栄に思います。今後ともPolityLinkはまだまだ発展していきますので、応援よろしくお願いします!


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薄井光生
ソフトウェアエンジニア。