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なぜ地理を学校で学ぶのか?

Twitterでは足りなかったり呟くには真面目すぎることを書くために、noteをはじめてみた。
音楽、授業、研究、料理などなど、未熟なりにその時点で感じたこと、色々書きたいことを記録として思うままに書いてみようと思っている。後で見返した時に変容が見れるかなと思って。薄いこと、勉強不足なことも全然言います。まあ主観記録なので暇潰し程度に読んでってください…

まず初回は

なぜ地理を学校で学ぶのか?

いきなりお硬いわね。
ただ、学校の勉強に対して一度は「何でこれやるの?」「絶対使わないじゃん」と思ったことがある人は多いのでは。自分自身も苦手な数学や物理に対して何度も抱いていた感情なんだが…(物理基礎は赤点しか取ってない)社会科にもそれは当然当てはまるだろう。
「死んだ人の名前覚えて何になるの?」「地名なんて調べれば出てくるよ」などなど、言ってしまえば当たり前な疑問が出てくる。教えてるこちらだって完璧な答えなんて見つからないくらいだ。ただ、授業に追われている先生方とは異なりせっかくの院生なので、ゆるゆる考えながら過ごしております。

なによりも「調べりゃわかる」というのが最も当てはまる教科の一つが社会科。「覚えて何になるの?」と言われつつも「覚えるだけでいいんでしょ」とも言われがちだ。地理なんかまさにそう。
SNSやYouTube等メディアの普及、小学生でも一人一台スマホを持っていることが当たり前だからこそ、膨大な知識を得る手段を、常に持っていると言える。なんなら教員よりも知識が多い児童・生徒がいてもおかしくない。じゃあ

「調べりゃわかる」を学ぶ意義って何よ?

一応、必修化された高校の「地理総合」の意義は

グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家、および社会の優位な形成者を育成するため

とされている。これはぶっちゃけ何にでも当てはまるが…もう少し授業内で起こっていることに焦点を当てると、中学地理の授業の役割の一つは

知識を繋げ物事の文脈を問うことができる

ことにあるのでは。もっと簡単に言いたいなあ

例えば「世界の諸地域」の場合、気候区分や主要な国名・文化などを確認したうえで観光局が作った綺麗で面白い動画を見ればそれでいいのか?
そんなことはないでしょう(これをやってしまったことあるんですけどね)。少なくとも、網羅的に学んだだけでも気候や文化、産業はそれぞれ独立したものではなく関連しあっていることは多少は見えてくる。ではその関連をどう考えるか…?

というか、そもそも社会は「覚えゲー」の科目ではないはず!覚えたらテストがどうにかなってしまうのは確かに課題(覚えること自体に楽しみを見出す生徒の存在も軽視してはいけないが)。しかし、少なくとも授業は覚えたことや知っていることから何を考えるか?(どの科目もそうだけど)どのような文化がどのような地形・気候の中で根付いているのか?などなど、問いを起点に調べたり学んだことから何かが見えてくるところまでの過程を大事にしたい。「習得」と「探究」が相互作用し合って、それが「沼」にもなりうることが地理、社会科の面白さなんじゃないなあ。

まあ結局何を言いたいかというと「調べりゃわかる」のはそりゃあそうです。ただ、それを整理して問いに繋げる場としての学校の地理の授業なんじゃないかな…というのが現時点のぼんやりとした着地点です。そんな授業ができてるかは別として!
でも、少なくともそれができる素材は新しい教科書やNHK for schoolみたいな学校向け教材には詰まってるのよ。

具体例を用いたりしてない分、ちょっと抽象的だろうか。noteってこんな感じでいいの?
「10min ボックス地理」に限らずNHK for schoolはよくできてて面白いものが多いからみんな見てみてね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました🙇‍♀️

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