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金融業界という選択

こんにちは。

昨今、「AIによって奪われる仕事特集」とかで「銀行員」ってほぼ100%出てくるので、就職先として真っ先に除外する方もいるんじゃないでしょうか。私自身が金融機関に勤めているので、リアルな想いを赤裸々に綴りたいと思います。


1.そもそも何故金融機関を選んだの?​

幅広い人々の役に立ちたい。そんな想いがありました。

大学時代は統計学をつかったマーケティング系の勉強をしていたのですが、そういった一部のニーズを満たすことより、誰もが必要としている、そして専門知識をもったプロじゃないと解決できない問題に貢献したい。と、あるとき思ったんですね。

程度は違えど、お金の問題って誰もが興味があって、でも他人とは話ができない。これまでの学校では学ぶ機会もなく、誰かの助言に頼るしかない社会。

そういったことからをまず自分自身が仕事をしながら金融経済について学び、それをお客様にアウトプットして役に立ちたい。と思っていました。


2.どんな時にやりがいや面白さを感じるか

壮大な夢を描くような志望動機じゃなかったかもしれません。学生時代の私の思考回路はそこで既にゴールでした。内定をもらってから、いわゆる「内定ブルー」にもなって、「私はこのまま働いていいのか?」等も考えました。

でも、そんな気持ちをもっているのは誰も一緒。働いてみなければ何もわからないと気持ちを改め社会人生活をスタートしました。

私の仕事は、資産運用・個人融資(住宅ローンや教育ローン等)を提案・受付・審査をすること。どこまで良い聞き手になれるかでお客様との関係が決まります。

家族構成等を会話の中で聴取し、資産運用ができるようなお金に(多少の)余裕がある人には今後のお金の使い道を聞いたり、ローン相談には収支バランスを聞いて今後の資金計画を提案したり、といった感じ。

こんなしつこく色々聞いていいのか?くらいに事細かに聞いた方が、良い提案ができますし信頼関係が生まれます。

この仕事のやりがいは、人様の状況を把握した上で提案と問題解決に導くこと。その過程が面白いわけです。役に立っている、その実感があります。

目の前のお客様を、自社の商品で笑顔にできる。それはお金であっても同じです。むしろ、お金の心配は人の生活の根底にあるものなので、そこにアプローチできるのは非常に意義のあることだと考えています。


3.転職が当たり前なのはどの業界も同じ時代

就活(転職)って、悩みますよね。冒頭に、AIによって先行き不透明な業界と触れましたが、そんなのはどこの業界でも同じだと思うんですね。

就職して、土台を作る分には十分な時間があります。定年が70歳だとしたら、50年近くも働くわけですからいくらでも方向転換はできます。

終身雇用制の崩壊だといわれている昨今、時代に合わせて軌道修正(転職)は必須です。それは安定しているといわれる金融業界も例外ではありません。(この業界自体がなくなることは到底考えられませんが…)

ただ、軌道修正前に得た経験が良いスキルとなって身についているかどうかは重要です。

まず働きながら自分を注意深く観察して、「自分は何にやりがいを見出しているのか」「優先順位はなんなのか」「どんなスキルを強めていきたいか」考えながら、かつ目の前の仕事には集中して過ごしていけば道は拓けます。

私はもうすぐ勤続10年になるので、次の段階にゆっくりながら進んでいきたいと思っています。人生100年時代なので、そんなマイペースな進捗でいいんじゃないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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