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社会人10年やって気づいた、わたしにとっての「はたらく」こと。


働く:仕事をする。労働する。特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就く。

小学館のデジタル大辞泉にはこうあった。


わたしが今考えている「はたらく」とは、生涯をかけて楽しみたいことややり遂げたいことを叶える一つの手段である。

好きなことではたらくのもありだし、好きなことを余暇などで楽しみ続けるために、好きではないけど得意(または苦でない)なことではたらいてお金や自由を得るのもあり。人それぞれ。貴賤もないし、誰かに正されることでもない。

はたらくため、社会人になるための準備期間であった大学時代、わたしは漫画「働きマン」に憧れていた。
寝食を忘れて仕事に没頭する姿をカッコいい!と思った。
マスコミ関係を志望していたのもあってファッション雑誌の編集者を目指して出版社を受けまくった。
結局箸にも棒にもかからず、アパレルの販売職の正社員として社会人のスタートを切ることになった。

キラキラした販売員人生を思い描いていたが、やはり働いてみないとわからないものだ。
服が好きで、いつでも服に囲まれているのはよかった(好きな系統のブランドに配属されたのもあったし)。
だけどそれ以上に、変則的なシフト、土日に休めないことでパートナーに会えない、GWお盆お正月は稼ぎどきだから帰省するなんてもっての外。さらには一人暮らしをするのにやっとの低賃金(奨学金の返済のせいもあるけれど)。年次昇給という概念もないので昇給したのは入社3年目が初めてだった。

ちなみに今はもう退職して日雇い派遣の身分だが、圧倒的に今の方がQOLが高い(結婚して正社員にこだわらなくてもよくなったのもあるが)。
仕事したくても依頼がない日とかもあるけど、休みたいときは最初からシフト希望を入れなければそれでいいし、給料は源泉徴収を見た感じ1割減くらいだけど、わたしにとって一番大事なのは【休みや時間の融通が効くこと】なのだと改めて気づいたのだ。
だからきっとわたしは「働きマン」にはなれなかっただろうし、ならなくてよかったなー、なんて思う。

その【休みや時間の融通が効くこと】がなぜ大事かといえばわたしには最初の仕事にしたファッション以外にも好きなものがたくさんあって、プロ野球12球団本拠地制覇っていう夢だとか、音楽イベントやライブも行けるだけ行きたい。要は趣味を生涯大切にしていきたいのだ。
幸い、今の派遣で主にやっている仕事の内容も性に合っているので、もうあの頃には戻れない、そんな気分でいる(笑)

まぁ、ここには書かない野望的なものもあったりするし、またこれから価値観が変わらないとも言い切れないけど、現時点ではこんな考え、です。





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