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[第二十一話]県総合体育大会。。。の前に。
会津遠征が終わり。私の手のテーピングも完全に取れ。復活!!
県総体前の会場練習……
緊張しているのか、チームの調子は上がらない。
だけど、学校に戻れば、決して悪い的中ではない。
0w0(仮)「大丈夫。やれる事をやってこよう。」
3年間。この県総体だけに懸けてきた。
母校で弓を引く事を決めたのは、地元弓道連盟での些細な会話がきっかけでも、やっぱり先輩の背中見たらカッコよくて。
私も同じ舞台に立ってみたい、と思って練習してきた3年間でした。
本当に、本当に沢山の人に支えられて続けて来れた3年間。
うまく行かないことしかなかったけれどね!!
その総決算が、いよいよ始まる。
県総体前になると、2年生の中には、プレッシャーを感じて、テンションが落ちてしまう子もいたりして……
その子が前向きになるように。
この時期は、自分の事よりも、周りへの声かけにこれまで以上に気を使っていた記憶があります。
落ち前の子は。
私の言葉や態度よりも、副部長の言葉の方がよく届いていたようなので、私は放置しない程度に様子を見たり、声かけをしたりはしていましたが、基本的には副部長にお任せしていました。
県総体前日。
春先に他校に移動になっていた、T山監督からメールが届きました。
T監督からのメールの内容
“明日の県総体で、準優勝カップの返還、副部長にやらせないで、お前がやりなさい。
俺にやれと言われたと言わずに「私がやる」と言って、開会式で返還しなさい。
3年間部活を続けた女子はお前だけなんだから、お前にその役割をやる資格があるよ。”
私……号泣。
母校を離れても、なんだかんだ気にかけてくださったT監督のメールに涙が止まらずにいる。
泣きすぎたらいけない。明日が本番なのだ。
県総体当日の朝。
副部長と監督に
0w0(仮)「今日の開会式。準優勝カップの返還は私がやります。」
と、伝え、了承を貰う。
そして、いよいよ、これまでの大会で1番過酷な3日間が始まりました。
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