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【秘境話13】市街地だ…???(新宮市)

新宮市のイメージ……
私は秘境には似つかわしくない、市街地と言うイメージでした。

…前回までは。


新宮市、ナメてはいけない。
やはり新宮市も、大秘境である紀伊半島なんだ…と言う事を再確認させられる出来事が、今年はありました。


とりあえず例の如く、観光スポット行ってみようか。

熊野速玉大社
〒647-0081 和歌山県新宮市新宮1番地

熊野三山の1つ。
御祭神は、イザナギノミコトとイザナミノミコトです。

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画像では伝わらないんですが、朱が非常にカッコいい神社。
力強い印象が私の中にはあります。

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御神木をパシャリ。

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熊野速玉大社については、あまり知識は無いのですが…
とりあえず熊野速玉大社は、一度行っているので、完全に御朱印目当てでした。

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熊野速玉大社の御朱印を頂くときに、その日まですっかり忘れていたのですが、見覚えのある名前の神社の御朱印も一緒に頂きました。

神倉神社
〒647-0044 和歌山県新宮市神倉1丁目13−8

前回訪れた際、地元の方が、とある人物に、とある神社をオススメしていた。
そして、最後の一言を、私の顔を見ながら、かなり食い気味に、「すっごくいい神社だよ!!」と、推していた。

その神社の名は、神倉神社です。

とりあえず、先に熊野速玉大社で、御朱印をいただきました。

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御朱印を頂いたからには、行くしか無いのですが。
神倉神社の行き方を巫女さんに聞いたところ、彼女は、神倉神社の駐車場を“麓の駐車場”と言う言い方をしていました。

私は、その“麓”という言葉の意味がわからず、スルーしていたのですが、参拝した今なら、その意味がよくわかります。

まぁ、とりあえず、行ってみようじゃないか。

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見た感じ、普通の神社です。

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…ここで終わり?
鳥居はよく手入れされているけれども、地元の神社の方がまだ面白いな。
…と、思って、帰ろうとしたその時。

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後から来た人が、何の躊躇いも無く、登り始めた…。

マジかよ…なんか、まさに“神の領域”とか、“禁足地”臭するし、この先“崖があるよ”って、雰囲気なんだけど、マジかよ。。。

…と、思いながら、登り始めてみました。

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とりあえず、ビーサンで行動していた事を後悔中です。

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山から降りて、新宮市街地入る時、通りすがりの熊野川で遊んでいたもので……
とりあえず、ビーサンでいいかな?って思ってしまったのがアホでしたね。

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……さっきまでの川の事は、どーでもいい。

ウダウダ、腹の中に文句はあるが、登り進めていく。
緑の綺麗さは紀伊半島クオリティ。

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非常厳しい登りを淡々と登り…
ようやく最後の鳥居を抜けて。
手水舎では、もはや清めと言うより水浴び。


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バッシャバッシャと水を浴びて……
本殿へ。

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確かにコレは美しいですね。
階段凄いけれど。

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新宮市街が一望できます。
眺めは最高です。

…さて。帰るか。

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私は知っている。

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山って、登りより下の方がしんどいんだよね。

無意識に四つ足になりながら、ゆっくりゆっくり、ほぼ崖な下り道を往く。

正直、参拝直後は、

「もう二度と行かない!!」

…という気分になる位、紀伊半島で1番過酷な参拝でしたが……。

時間が経過するほどに思います。

まず、ある程度の元気がないと、あんな神社に参拝する事はできない。
ある程度、自由じゃ無いと参拝する事はできない。(少なくとも子連れでは絶対無理。子供には険しすぎる)
ある程度の体力と最低限の運動能力がないとたどり着けない。

…そんな神社だ。

自分の肉体が永遠じゃ無い以上、今のタイミングで参拝できた事は、間違いなく幸運ですし。
あと何回、あんな険しい道を歩く事を良しと出来るのかな?
…とも少し考えたり。

…もう一回くらい……行ってもいいかもしれないよね。

紀伊半島……秘境神社とは、まさにこの事です。
新宮市は市街地だと思ってナメていましたが…。
市街地とて、既存の常識を覆してくれるのが紀伊半島クオリティ。

今回、紀伊半島に訪れるのは7回目ですが、全然周り切れていない。
本当に面白い場所ですよね。

新宮市に行ったら、帰りには香梅堂の鈴焼きを買って帰るんですよ!!←今年は時間なくてゲット出来なかった。

信じられない位、美味しい鈴カステラが頂けるお店です。


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