見出し画像

Excelで仕事が早くなって、早く帰れるの?

昔の自分にも当てはまるなーと思って、休憩がてら書き始めました。

ビジネス書籍はExcelだらけ

書店のとあるコーナー(いわゆるビジネス向けの書籍)に行くと、やたらとExcelで仕事が早くできる方法をうたった書籍が並んでいます。ワークシート関数だったり、その組み合わせだったり。サッとかっこいいグラフが描けたり。下手するとマクロを使って自動化したり。

ちょっと驚いたのが女性向けに仕上げたものもあって、すげーなーと感心してしまいました。

ん?Excelで仕事が早くなると、残業せずに退社できるんですかね?

回想してみる

わたしは昔、プログラマだったりシステムエンジニアだったり、プロジェクトマネージャーまがいの仕事をしてたりしてました。このとき、ソフトウェア開発プロジェクトと言えば、Excelでの管理です。各メンバーの進捗をプログラム何本書けた、とか何日進んでる、遅れてる、あと何日で終わらないといけないとかいうのをExcelの表だったりグラフだったりにするわけです。でも、表やグラフをレポートにしてコメントも入れてお客さんや上司に説明するようになるとテキストも書くようになります。そしたら設計書も。ドキュメントも方眼紙のようにして文字を入力していきます。

このせいで、どんどんExcel操作が長けてきました。ついにはExcelの魔術士なんじゃないかと思うくらいです。あらゆるショートカットを駆使し、それでも不足なところはワークシート関数、ついにはショートカットにマクロまで登録して光の速さでドキュメントが仕上がっていきました。

ところで、早く帰ることができていたかというと、早く帰宅できていました。リーダーになるまでは。

リーダーになると変わってしまったもの

彼はリーダーになったことで、Excelでのレポートではなくパワーポイントでのレポートをしなければならなくなりました。というのも、ユーザー部門に近づいたため、ユーザー部門が一番よく使っているツールでのレポートを求められるようになったからです。だから、彼のパフォーマンスは劇的に落ちました。あの便利なショートカットもマクロもありません。レイアウトや配色、下手するとフォントサイズやフォントまで指摘されて中身はしゃべりで。

もうあの頃の仕事の方法は役に立ちませんでした。あらたなユーザー部門の仕事のやり方へシフトすることになりました。

仕事は早くなるのに、何が悪いの?

いや、悪くはありません。もちろん。早いに越したことはありません。でも、ほんとにそんな資料は必要なんですかね。必要なものほど作られないような気がしますが…Excelが万能すぎるところはあります。だからこそ、いろいろやってしまいたくなるのは仕方ないのかもしれません。

休憩がてら書き始めたのに、なんだか画像まで作ってしまって脱線しすぎました。そろそろ戻ろうかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?