見出し画像

将来生かせる英語にする「会話重視」の活動: ②「知っている」単語から「使える」単語へ

『将来生かせる英語にする「会話重視」の活動』の第②弾です。


以下に過去に投稿した記事を貼っておきます。これらを読むと、今回の記事をより理解できると思います。よろしければご覧ください。

目次 CONTENTS

(1) なぜ単語を知っていても、使えないのか?
  理由→断片的に単語を覚えているから

(2) 「知っている」単語から「使える」単語にするには?
  ヒント1: どんな状況で、その単語が使われているか知る
  ヒント2: その単語とよく使う語彙をセットで覚える
  ヒント3: 自分に関する文を作ってみる
  ヒント4: 実際に使ってみる

(1) なぜ単語を知っていても、使えないのか?

理由→断片的に単語を覚えているから

実際私たちが日本語を話し、言葉を選ぶ時、どんなことを考えていますか。おそらく、

●家庭もしくは職場で使うのか、敬語かタメ語かという
 「今この状況で、この相手に使うものか」の判断、
●「綺麗な花」は言うけど、「ピカピカな花」はあまり言わないというような
 「どんな言葉と一緒に用いるだろうか」という判断
                         をしています。

しかし、英単語を覚えるときは、ひたすら日英の対訳や例文の丸暗記で終わっていませんか。もう一工夫すると、もっとその単語を自分のものにできます。

(2) 「知っている」単語から「使える」単語にするには?

ヒント1: どんな状況で、その単語が使われているか知る

まずは、その単語が使われている例文をいくつか用意しましょう。辞書やインターネットを活用するといいです。そうして、どんな場面でどんな相手に用いているかを確認してください。できれば会話形式の素材を見つけられるとよりいいです。もし分からなければ、もう少し多く例文を見比べてみましょう。

ヒント2: その単語とよく使う語彙をセットで覚える

先述したように、言葉はセットでよく使う言葉が大体決まっています。そこで、単語を覚える時は、よく使う一緒に使う動詞名詞形容詞前置詞を確認する癖をつけましょう。

この時も役に立つのは例文です。なるべく多くの例文を確認して、セットで身につけてしまいましょう。

ヒント3: 自分に関する文を作ってみる

ただの丸暗記じゃつまらないですよね。しかも自分が言わないような言葉を練習していても一生使いませんよね。
例えば、りんごが嫌いなのに “I like apples.” 何て繰り返し練習するのは馬鹿らしいですよね。大切なのはやっぱり「自分ごと」に落とし込むことです。

しかし、初めから自分で文を作るのは難しいので、step by stepでいきましょう。

step① 例文を少しアレンジ
する。
    (例)I like_____. と空欄に自分の好きなものを色々入れて練習する。
step② 疑問文や否定文も練習する。
    (例)Do you like _____? I don’t like ____. の形も練習する。
step③ よく使う状況とセットで使う単語を意識しながら、自分で文を作る。
step④ インターネットで、そのフレーズが実際に使われているか検索し、ヒット数を 
    みてみる。
     (例) I like an dog. と文を作った際、「I」「like」「dog」と検索
       してみる。おそらく、”I like dogs.” の例文の方ヒット数が多く、
       よく使われているというのが分かる。

ヒント4: 実際に使ってみる

言葉はコミュニケーションの道具です。誰かに向けて使うことが大切です。
方法は何でも構いません。SNSでつぶやいてみる、実際に海外の方と話す。

間違っていてもいい。まずは使ってみよう。
我々日本人に1番必要なのは「えーっと、何て言うんだっけ」という曖昧さを受け入れる勇気です。合っているか間違っているかわからないけど、自分の想いを伝えたい。
この気持ちを大切にしていきましょう。

最後に

ここまで、どのように英語を身につけていけばいいか説明してきました。しかし、行動しなければ身につきません。そしてそれには効率的で簡単な方法はありません。
ひたすら繰り返すことです。

子供が話せるようになる時も同じです。大人の言葉を真似し、実際に何度も使い、その過程でおかしなところは周りに訂正してもらう。またその言葉を使ってみる、の繰り返しです。

一気に上達しなくていいのです。英語を使うことを楽しみながら、少しずつ使える言葉を増やしていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?