もっちゃん|山本愛生

文章を書くのが好きかもしれないし好きじゃないかもしれない

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最近の記事

あいみょんの歌詞は映画的、だと思う

先日、あいみょんファンクラブツアー「PINKY PROMISE YOU」に行ってきました。 ライブは全部応募しているし、一人でも行くファンなのですが、今日はそんなあいみょんの魅力を語りたいと思います。 メロディとかコードとか、そういう音楽的なことは分からないので、彼女の書く歌詞についての話が中心になります。 私が思うに、彼女の書く曲はとても映画的です。 ひとつひとつの曲にストーリーがあり、その曲を通してどんな人を描いているのかが見えます。 映画はカットの積み重ねでできて

    • 短編小説「始めたばかりですが、よろしくお願いします」

      マッチングアプリだよ 恋人と出会ったきっかけを聞くと、友人たちは皆口を揃えてそう答えた。 少しはにかみながら恥ずかしそうに。時には、堂々と。 でも、今の時代は当たり前でしょ、と続く。 いずみんもやった方がいいよ、と言われ続けてついにアプリをインストールした。 Findalと書かれたモノトーンのシンプルなアイコンが、マッチングアプリなんかじゃありませんよみたいな顔をしてホーム画面に並んでいる。 今の時代は当たり前でしょ、と私も思うけれど、いざインストールしてみると、知らない

      • あの夜、私は悔しくて悔しくて悔しくて泣いた

        「今度、うちの会社のクリスマスパーティーがあるんだけど来ない?」 先輩から誘われた。その会社は誰もが知る大手企業、高給取りで就活の難易度が高いところだし、さぞパーティーも煌びやかなのだろう。どんな人が来るのだろう。もしかすると、OB訪問や就活に繋がったりするのだろうか。 「行きたいです!」 そう答えてから、ハッと気づいた。 私はパーティーなんぞに着ていく服を一枚も持っていない。カジュアルな服を好むせいで、きれいめのワンピースすら持っていなかった。パーティーというくらいだか

        • あの頃子供だった私達がいま「モーレツオトナ帝国の逆襲」を見るべき理由

          私は今年で24歳になる。同世代はほとんどが大学を卒業して就職し、周りに結婚する人も増えた。 そんなときに見た、先輩のFacebookでの結婚報告に少し驚いた。 つい数年前まで無限であると思われた将来が就職・結婚を経て定まっていくことに一抹の寂しさを覚えつつも、自分と一緒にいてくれる人のいるありがたさを感じます。 おめでたい投稿には少し不釣り合いにも思える「寂しさ」という表現だったが、私はとても素敵で正直な文章だと思った。 そして「クレヨンしんちゃん モーレツオトナ帝

        あいみょんの歌詞は映画的、だと思う