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ピーマンなめろう(うろ覚えremix)

最近、テレビをよく観るようになった。
きっかけは引越し。入居してからネット環境が整うまでに一ヶ月ほど掛かってしまったことと、テレビの観やすい位置にいい感じの座椅子を置いたのが大きい。半年前はゲーム専用ディスプレイと化していたテレビが、今はテレビらしさをそこそこ発揮している。

さて、目当ての番組も無く適当にチャンネルを回していると結構な頻度で料理番組に行き着く。観るそばから忘れていくので実際に作ることは滅多にないが、今回は作るに至った。

「NHKきょうの料理」で紹介されたピーマンなめろう。取り合わせが珍しく、試食の反応も興味そそられるものだった。そういえば最近は魚をあまり食べていない。などと云々。一日経っても印象に残っていたので観念し、アジを買いにスーパーへ向かうことにした。

一日経っていたので、食材集めは記憶が頼り。少しためらったが酢の瓶も新しく買った。着実に調味料の種類が増えていく我が家である。

・・・

1. ピーマンを2個、粗めのみじん切りにする(※レシピでは1個だった)
2. みょうが2個も同じく粗めのみじん切りに
(x. レシピでは生姜1/5欠片のみじん切りも用意)

少し前は得体の知れない食材だったみょうがだが、今となってはすっかり定番になってしまった。依然見かけた主婦の気持ちも今なら分かる。ひとパック148円なら安い。躊躇なく買うべき食材だ。

3. アジの刺身用をひとパック使い、たたきにする

 三枚おろしのものを買ってきたのでそれを太目の千切りにして、さらにサイコロ状に切り分け、最後はみじん切りっぽくたたいてもう少し細かくしていった。なめろうの基本は徹底的にたたいて原形を留めないくらいにするようだが、今回のレシピでは野菜と同じくらいの粗さでよいとのこと。
小骨らしき手応えが多少あったが、細かくするなら大丈夫だろうと抜いたりはせずに切っていった。

4. たたいたアジに酢を小さじ2加えて馴染ませる

生魚の料理なので、生臭さを抑えるための工程が多い。ピーマンの使用もその一環らしい。

5. 味噌 大さじ1 + しょうゆ 小さじ2 + ごま油 小さじ2 を混ぜる
6. 酢を加えたアジに5のたれを混ぜる
7. さらにみじん切りしておいたピーマンとみょうが(と生姜)を加えて混ぜる
8. 白ごまを適宜ふりかけて完成

結局テレビでの内容に比してピーマンが多く生姜抜き、という結果の完成となった。

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食べてみると、なるほど新鮮というか、魚臭さのようなものはあまり感じず、そしてピーマンの苦さも目立たないように感じた。双方が相殺しあっているのだろうか。
まずアジと味噌の取り合わせが旨い。それに薬味が豪勢に入り込んでいる訳でとにかく後味の引きが良い。日本酒の肴にすればさぞ合うだろう。
ピーマンの主張がやや強かったが、レシピの2倍入れてるのでさもありなん、といった所だろう。粗みじん切りの粗さについては、好みの加減を追求する価値もありそうだ。

食材はすべて生のままで扱っているので常備菜には向かない。2~3食分になったので、勿体付けず早目に平らげようと思う。

・・・

ピーマンによる新鮮な旨さも去ることながら、「アジと味噌の取り合わせ」については過去に食べたことのある味で、しかしぱっと思い当たる記憶がなくしばらく考え込んでしまった。

風呂の中で思い出した。「だし茶漬け えん」で食べた鯛だし茶漬けの味だ。

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東京での思い出の味…ではあるのだが、退去のタイミングで改めて東京駅前の店に寄っており、さほど昔ではなかった。ついでに言うと現住所からも無理のない距離に店舗があるらしい。
…ここは「高くて旨い飯」としてお気に入りなので、また食べに行こう。

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