片付けられるけど散らかさないではおれない人間の手の打ち方
僕は散らかさないと言うことを諦めています。
ものに居場所を決めて,だしたら元あったところに戻す。
ものすごく簡単なことのようだけど,僕にはとてもむずかしいことがわかったからです。
なんとか散らかさない人間になろうと思って,さまざまなことに挑戦してきました。
その最後の取り組みがコンマリ・メソッドで,3年前のことです。
一度にぱっと物を捨てるという時間をつくる余裕はなかったので,やむを得ず,時間をかけてものをすてました。
一ヶ月以上かかったと思います。
その間,ずっとものを捨て続けていました。
ようやく満足できるくらいにまでものを減らし,場所をわりあてました。
あとは,新しくものを増やさないことと,使ったものは元の居場所に戻すことということを頑張りました。
さすがコンマリメソッド。
僕は,散らかさない人間になった!と思いました。半年ほど続けられたからです。
これはすごいことです。
しかし,半年後破綻しました。
異動と,その後の新しい環境での仕事にかなりエネルギーを吸い取られ,帰宅してから「ふやさないこと もとに戻すこと」というこの簡単なことを維持する心の余裕がまったくなくなってしまったことが原因です。
以後,3年間,僕の書斎の机上はひどい状況です。
それ以降,「散らかさない」ということに取り組むのは諦めています。
とりあえずものを放り込んでおく「バッファ」としての箱は書斎に机の下においてはあります。でもそれが機能したことはありません。
僕は散らかし続けてきたんです。
しかし,幸い「片付けができない人間」ではありません。
定期的に思い立って片付けることはできます。
なので,僕は「散らかさないではおれないけど,定期的に片付けるのでよしとする」というところで手を打ったんです。
1週間に一度,週末に片付ける時間を作って元にもどしたり捨てたりする作業を入れているんです。
でも,これも毎週というわけにはいきません。
3週間位間が空くこともあります。
でも,僕はそれで自分と手を打っています。
「散らかってるけど,またいつかきれいに片付けるさ」
という手の打ち方です。
「だって,僕は散らかさないではおれない人間だけど,片付けられない人間ではないから」というのがその手の打ち方です。
無理をせずに2段ロケットを点火していきます。
音声配信もしています。
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