登ってみる
昔から山は好きだった。といっても、がっつり装備が必要な登山ではなく、Tシャツ半ズボンで裏山に遊びにいくみたいなことだ。田舎育ちだったせいか、子どもの頃の遊びは山か川がメインだった。春は山菜、夏はクワガタ、秋は栗拾いのようにパターンはだいたい決まっている。
春の山菜は「ぜんまい」を見つけるのが好きだった。おばあちゃんについていきながら学んでいった。あの綿毛のフォルムが好きだったわけだが、まさか繊維としても使われていたことを知る。
夏は昆虫。特にクワガタ系。子供の頃はどんな樹種にクワガタが集まるか、意識したこともなく漠然と樹皮の形状で探してた気がする。ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、オニクワガタ、たまに、オニギリクワガタなんてのも。
秋は栗拾いや柿刈り、近所の庭や裏山を歩きまわってた。嬉野で栗拾いってやってるかな?と検索してもやはり出てこない。佐賀県範囲になるといくつか引っかかる。
やはり自分の価値観は繰り返す。また野山に戻りたくなる。
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