"逃亡日記" 第19夜 展覧会・岡本太郎
いきなりですが。"太陽の塔"好きですかー?
好き♡って思った人は、ぜひ観てっ✨(強引w)
"岡本太郎って誰?"って人ほど圧倒されちゃうし、
"芸術は爆発だ‼︎"のイメージの人は爆発に巻き込まれる(笑)し、
太陽の塔が好きな人はもっと愛が深まる…という、ぎっしり満足な美術展。
その見どころ?と満足ポイントを暑く…いや熱くサクッと書いていきまーす。
※忙しい方は"おまけ"までとばしてもいいけど、おまけは読んでほしいです‼︎(←重要w)
1 岡本太郎の全活動が観られる
14歳から製作過程の遺作まで、キーとなる作品がずらりと並ぶ壮観さ‼︎
1930年代のアール・デコからシュールレアリズムが生まれる最先端のパリで20代を過ごす…って、楽しかっただろうなー✨
…いやクリエイターにとってはジゴクの洗礼か?
30代で従軍し終戦。…ここからの活動がすごい。
"絵画の石器時代は終わった"…とアート界に挑戦状を。
具体物と抽象がこんがらがったまま画面に描かれる対極主義へ。
まだ描いてあるものの形もわかるし、タッチも繊細で計算されていてグラフィックデザインぽい。あざやかな色彩の中のグラデーションが印象的。
この後、"ザ・太郎"なダイナミックな構図と勢いのあるタッチに変わっていく過程を味わうのも楽しい。
40代からの立体造形は、縄文土器からインスパイアされた曲線が印象的。
プロダクトデザインやパブリックアートのゾーンは、有機的な曲線とあざやかな色彩が1980年代ぽい。
(グラスの底に顔…?……あ!このグラス実家にあった‼︎)
こいのぼりとか、"坐ることを拒否する椅子"とか、ライトとか…めちゃくちゃかわいい❤️
晩年、過去作を上書きしたものが複数…。
つねに進化を求めた人だから、"生きてる"実感や時代感をアプデし続けたのかな…。
2 写真撮影全面OK
アートはパブリックであるべき…っていう作家の意向とはいえ…すごい。
そして映える‼︎
てか、撮っても撮っても魅力が減らないし、細部が気になってしまって、グッズが欲しくなる無限ループ(笑
3 阿部サダヲの音声ガイドが秀逸
600円するけど、これは聴く価値ある‼️
こどもにもわかりやすい言葉でサクッと短く。
太郎の言葉(名言!)を力強く伝えながら、へにゃっとサダヲなコメントパートがたまらんギャップ萌え…このキャスティングと原稿書いた人天才✨
4 展示構成がすごい
1925年から1996年まで70年(‼︎)の活動期間の代表作を厳選チョイス
…とはいえ、結構な展示作品数。
なのに、初心者でも飽きない絶妙な作品数と、撮影&休憩スポットをはさんで(太郎さんとツーショットも撮れる💕)2ブロックの展示。
"太陽の塔"と、"ノン"と、"明日の神話"の対比は、"エネルギー"とか"昭和的な繁栄"の未来の選択肢(その未来を選べるのは観ている人全員)を突きつけられたみたいで…考えさせられました。
最後に、墓碑でもある"午後の日"を持ってきて、サダヲ(音声ガイド)に
"何度でも挑戦してくること(作品と理解しようと対峙すること)を待っています"なんて言わせちゃうとか…なんかね。その懐の深さに泣けちゃった。
5 グッズが豊作すぎる
グッズコーナーは5階‼️(展示会場からエスカレーターで上がる)
鑑賞時間+最低30分はグッズみる時間が必要です‼️
時間とおさいふの余裕を✨
…プロダクトデザイナーとして最高の作家なので、あたりまえなのだが。
だがしかし‼︎限定グッズが魅力的すぎる…✨
厳選に厳選を重ねても、コレだけ買ってしまった😆✨
いくつかは友人たちに送りつけて(爆)、おそろいにしちゃった❤️
くれぐれも時間とおさいふに余裕を‼️(←大事なことなので、2回言いました😉💕)
おまけ Eテレとのコラボがすごすぎる🤣
岡本太郎式特撮活劇⁈…だと⁈
…いや。タイトルの破壊力が既にすごすぎるのだが。
今回の展覧会のキー作品を、全部"奇獣"にするとか、監修が岡本太郎記念館とか
特撮の円谷プロが本気とか、今流行の昭和レトロ編集とか、
"1970年代に超人気の特撮番組だった"設定とか、
"その当時大ファンだった"設定でサカナクションの山口さんが語るとか、
いきなり出オチとか…
それをEテレが作っちゃうとか……
いやー…どこからツッコんでいいのか🤣‼︎マニアックのきわみ✨
ただ最高に秀逸です✨
鑑賞前後にぜひ‼️
大阪は、中之島美術館で2022年10月2日まで。
東京と愛知にも巡回予定。
エネルギーに満ちた天才から、テンションと生きる力をもらえます✨
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