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[ファイナンス] リスク とは なにか vol.2(全二回)

おはようございます。

いつもご覧頂きありがとうございます。

本日のテーマは前回の続編 リスク について

vol.2です。



本内容は

#就職活動をこれから行う方
#経営者
#投資家
#将来が不安な方
#何かに挑戦しようと思っている方

向けです。


定額減税がスタートしました。
仕組みが良くわかりませんね。

元フォーサイト編集長
堤伸介氏がこの様に述べておりました。

与党の減税アピールのために余計な事務手続きを増やし、
国内全体の生産性を下げている事に政権は気づいていないのだろうか。

この様な余計な事務手続きを減らすだけでも
GDPが1%でも2%でもあがる生産性がある事に
気づいていない事に問題がある」

という指摘でした。

私のような素人目線でも正論すぎて
堤さんの様な見識の広い方が政治家となった
日本を見てみたいと思いました。


権力に執着する政治屋(家)による小手先の政権運営により
ますます、将来の不安を感じるという国民は
一般庶民だけでなく富裕層も同じと思います。

素人ながら、
私なりに不確実な未来にどの様に我々は
考え、行動し、備えるべきなのか

教科書に沿った内容と
私の様な馬鹿が考える個人的見解を投稿したいと思います。




不確実な未来への備え方〜知ってる様で知らない話


日本人がどれだけ未来に対して不安を抱えているか
表しているデータがあります。

日本国内におけるタンス預金の額は

なんと、101兆円だそうです。


タンス預金推移


そして、

JAに貯金されている額


108兆円



全国JA貯金・貸出金残高速報(2022 年 4 月末現在)

https://www.nochubank.or.jp/news/news_release/uploads/2022/20220601_%E5%85%A8%E5%9B%BD%EF%BC%AA%EF%BC%A1%E8%B2%AF%E9%87%91%E3%83%BB%E8%B2%B8%E5%87%BA%E9%87%91%E6%AE%8B%E9%AB%98%E9%80%9F%E5%A0%B1%EF%BC%882022%E5%B9%B44%E6%9C%88%E6%9C%AB%E7%8F%BE%E5%9C%A8%EF%BC%89.pdf


年金が減った、
老後が心配

という報道が多くされていますが
それを現すかの様に

実はお年寄りの方達はお金を 溜めに貯めこんでいる。

と言うのが実態です。


なお、日本の国家予算は2024年現在、
約112兆円です。


JAが日本の国家予算波の規模感がわかる数字かと思います。


人はお金を墓場までは、持っていけませんが
生い先の人生が5年でも1年であったとしても

とにかく一円でも多く、
手元に残しておきたい

そう考える方がいかに多いかというデータでもあるかと思います。
※上記他意はございません、率直な感想です。



不確実な未来への備え方〜富裕層は選好リスク者か?


前回の投稿で

リスク回避者

リスク選好者

というワードが出ました。


果たして、お金持ち

ここでは俗にいう富裕層は

どちらの属性が多いのか?

気になりませんか。


調べてまいりました。


なお、富裕層の定義として資産総額が5億円以上

というのが一つの目安となるそうです。

日本国内にはおおよそ一万世帯あるそうですので
この富裕層における属性がどうなっているのかデータをもとに
解説して参ります。


なお、上記に伴う論文が掲載されておりました。
その論文より抜粋したデータとなります。


結論〜富裕層はリスク選好者か?・超要約


結果的に

富裕層の方が 不確実性の高い投資資産 の保有が高い

と言うことでした。

つまりは、リスクが高い資産保有が多い

という意味であり

リスク選好の傾向が高い

という事です。


富裕層の種類

富裕層といっても種類(属性別)が一応分かれており

はじめのタンス預金やJAのデータで示した通り、
じつは

親や親族から資産を譲り受けて富裕層となったという富裕層の割合が
実は結構多いと言うことも論文データより分かりました。

その割合はおおよそ3割。

相続をうけて資産家となった場合の資産の割合は比較的
リスク回避された資産が多いという傾向もわかっており

成金とよばれる

一代でのし上がった成功者の富裕層より
資産割合が2億程おおいと言うデータも出てます。


富裕層の職業


専門職
自営業者

が職業属性で占める割合が高く、
これも結果的にリスク選好が高くなる傾向に結びついています

何故なら、言うまでもなく

経営者は普段からリスクと向き合っているから耐性も高い

という理由です。

相続で富裕層になった人の属性は

どちらかと言うと安定(守り)の思考が強く

こちらも結果的にリスク回避傾向が高くなる

という事でした。


また、ある一定の(資産)ラインを超えてくると

リスク選好度の割合が高くなる

という事も記されており

これは保有資産が多くなればなるほど
リスクの高い資産保有も多くなる。
※相続を含む富裕層も

という、当たり前と言えば当たり前の理由でした。



▼参考文献
行動経済学
高所得者による危険選好の分析
竹中慎二

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/1/0/1_0_76/_pdf/-char/ja

大阪大学
ピケティの議論に対する理論構築

https://www.iser.osaka-u.ac.jp/research/summary/summary20231201.html

富の水準と危険回避度

https://www.jasfp.jp/img/file8.pdf

高所得者データを用いた危険選好分析

https://www.jcer.or.jp/academic_journal/jer/PDF/61-2.pdf

我が国会計の金融資産におけるリスク許容度

http://www.abef.jp/archive/event/2016/pdf_abst/E2_PR0005.pdf




不確実な未来への備え方〜リスクマネジメント


※この章は教科書通りなので興味のある方だけ


不確実性な未来に備える為にはリスクマネジメントが必要です。
リスクマネジメントは段階的に分かれています。

1.回避

2.  損失制御

3. 結合

4. 分散

5. 転嫁


ここでは上記の解説は割愛します。
知りたい方は以下のリンクよりどうぞ。

参考文献



不確実性の高いシステム構築に学ぶ〜リスクに対する予算割合


将来の不安

つまり

リスクに対してどの様に予算を考えるべきか?


これは探しても出なかったんですが
唯一

システム業界の慣例というか事例がありまして
非常に勉強になりましたのでご紹介します。


4:4:2


これです。

どういう意味かというと

原価:利益:リスク費


こういう内訳です。


システム構築の成功割合は27%で
当初の予算をはみ出ると言うことが結構というか

かなり起きる業界だそうで

当初の予算をはみ出る事を最初から見越して
予算を組む

結果的に高くなる

こう言う業界だそうです。

なので、

2のリスク費というのは、イレギュラー用の
いわば、余計な経費ということだそうです。


これを人生に置き換えると

生活費におけるランニングコスト 4

投資(余暇、趣味など含む)4

手持ち余剰金(タンス預金)2

こういう事かなという感じです。




不動産ローンが 結果的にリスク回避者傾向を強くする


参考までに

論文に書かれていたことです。


マイホーム!

と言うことでローンを組む

これが結果的にというか将来的にも足枷(あしかせ)となり
リスク回避傾向を強くしてしまう。

言い方がわるいかもしれませんが

一般庶民から抜け出せない

大きな原因になってるようです。
※データから見た結果論


何故か?って


それは、ローンを抱えて家を買うと言うことは

家族がいる

結果的に守らないといけない

家族がいない私が言うのも変ですが

家族がいる方なら、想像に難くないはずです。


以上、

ここまでいかがでしたでしょうか。

やっぱり長くなってしまったので

第三弾というか、それに近い続編を次回


統計学の世界はどう考えるのか?

という、それらしい偉そうに偉そうな内容を投稿します。


#あとがき


結果、どうリスクに向き合えばよいのか

良くわからない内容に終始しまして

申し訳ありません。


私なりの結論を言えば、

正解が無い


でまとめられてしまうと思います。


色んなことが、

色々とそれっぽく書かれてます。

それをやったから

それをしなかったから

成功した失敗したでもないし

富裕層になった

貧乏になった

ではないと思います。


正直、

運(うん)

です。

紙一重。



色んなことを学べば学ぶほど

そう言う結論に至ります。


統計学は

現在のAI(自動学習)

に一番使われているもので

ぶっちゃけ、

予想がすべてAIの原型です。


結果からみて、こうだからこうだろう

ではなくて

これやる人は

これやっちゃうでしょ?

というベイズの定理(ベイズ理論)

という統計学がAIを作り出し、進化させてます。


だけれども、

予想は出来ても

予想を大きく凌駕することは予想できない

こう言う結論で

予想を大きく

凌駕した人
凌駕するもの
凌駕すること

これが人生や世の中や我々の世界に大きく影響を与える。

だから、予想を超えていく行くしかないんです。

それが私の結論です。


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