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歌詞の重さはハガキ1枚分(2~6g)におさめてください

 最低でも1カ月に1記事は書こうと決めていたのに、なんだかずいぶん時間がたってしまった。忙しかった?まあ、確かに。気持ちが乗らなかった?そういわれると… 結局のところなんだって言い訳なのよね。

 さて、年が明けてから久しぶりに“関ジャム”の見逃し配信を見た。2022年プロが選ぶマイベスト曲という回だったのだ。そこでのいしわたり淳治さんのコメントが、自分が思っていたことと似ていたので、なんか嬉しかった。主に水曜日のカンパネルラの「エジソン」についてだったけど、それ以外にasmiの「PAKU」なども含め、うまい具合に遊び感覚を取り入れているというようなコメントだったと思う。(ちょっとちがったらすみません。)”踊るエジソン 自尊心” メロディーに乗せて聞くととても軽快だけど、歌詞だけ見ればわかるような、わからないような。とにかく最近の歌詞って、軽い。この「軽い」は決して軽薄だという意味ではない。うすっぺらい内容で、言いたい事なんて何もないんだろう…なあんて否定する気もさらさらない。本当は言いたいことは奥に隠されているんだけど、あえて言いきらない。もう、わかる人だけわかればいいよ、という感じ。わからないならば、せめて楽しんでいって!というふうに受け取るのは私だけだろうか。

 少し前までは、はっきりわかりやすいように全部言う歌詞が主流だったと思うのだけど、もうその流れは変わったように思う。今は一番大切なメッセージはあるとしても、それは置いといて、とにかく楽しく軽快なんだ。でもこういう歌詞は昔からある。たとえばPuffyの「白のパンダをどれでも全部ならべて~」(アジアの純真)とか、「わけもないのに輝く それだけで愛のしるし」(愛のしるし)とか、井上陽水さん、草野マサムネさんの書く詩は昔からこういう軽快な詩だったじゃないか。だから時代は繰り返すだけなんだよね。

 いしわたりさんのコメントを聞いたあたりから余計、自分の歌詞が重いなあと感じるようになっている。そして歌詞の軽量化を目指している。メッセージはあっていい、でも重くなっちゃだめ。そうだな、歌詞の重さはハガキ1枚分(2~6g)を目指そう。それ以上重くなると、普通郵便では投函できない。遠くまで届けたいなら、軽くしとかないとね。じゃあ、どうやって歌詞の重さをはかるかって?多分そういうのがセンスなんでしょうね。ああ、私はまだまだ道半ば。

#歌詞 #作詞  


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