見出し画像

酒ばかりのアホな俺と、それを支えてくれる恋女房の愛のカタチ。

芸のためなら、女房も泣かす。

俺はこれをモットーに、日々落語の訓練に励んでいる。「桂春団治」という名前で日本一の落語家になる日を夢みて。


酒もあおる。女も泣かす。

そんな俺の姿を見て、世間は「人として終わってる」とか「最低」とか、そんな批判の言葉を投げかけることだろう。でも、それもこれもみんな芸のためや。文句あるか。


そんな俺を支えてくれる妻の名前は、お浜。日本一の落語家になるとかいう夢ばかり見て、いつも酒におぼれてばかりのアホな俺に対して、

好きおうて一緒になった仲やない。あんたが日本一の落語家になるためやったら、うちはどんな苦労にも耐えてみせます

という言葉をかけてくれる。なんてようできた妻なんや。


それとお浜は、「私がそばにおれへんかったら、あんた何もできへんやろ」というのも口癖だ。それを言われたらプライドの高い俺はいつも「うるさいわ!」と怒鳴ってしまうけど、心の中では「よう分かっとるやないか…」と照れくさい気持ちになる。なんやねんお浜、いつもしんき臭い顔しやがって。

こんな感じで、俺たちは暮らしている。

芸道を極める俺と、それを支えてくれる恋女房・お浜。「モラハラ夫」とか「男尊女卑」とか世間は言うけど、俺はこういう愛のカタチだってアリやと思う。そして、いつも俺に尽くしてくれるお浜のためにも、俺は日本一になったるんや。今にみてみい!


そのために俺は、今日もお浜に向かってこう言うんや。


酒や!酒や!酒買うてこい!!



#浪花恋しぐれ #都はるみ #岡千秋 #たかたかし #斎藤恒夫 #歌謡曲 #昭和歌謡 #昭和ポップス #歌詞 #ShowaLyricNote


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?