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左ききの彼と付き合って思ったこと。

左ききってどんなイメージ?

昔は良くないイメージだったらしい。左ききの人は何とかして右ききに矯正するのが当たり前だったようだ。だけど今では「天才肌に多い」という良いイメージがついている。王貞治、織田裕二、鈴木福、松本人志、養老孟司など、天才のイメージがある有名人が左ききだからなのだろう。そんなそうそうたる人物が左ききであるなか、わたしの彼も左ききだ。

小さく投げキッスする時。「こっちおいで」と呼ぶ時。あふれる泪をぬぐう時。やさしく小指をつなぐ時。別れに片手を振る時。横眼で時計を見る時。全ての所作において、彼は左ききだ。

一方で私は、生粋の右ききである。彼の左ききに合わせてみたいし、合わせてみようとしたけれど、合わせることができない。左ききが右ききに矯正するよりも、右ききが左ききに矯正する方が難しいようだ。
Tシャツ、スニーカー、スマホカバー、待受画面、全部お揃いにしてるのに、なんで左ききだけはお揃いにできないの。もう、なんて意地悪なの。


そんなモヤモヤしてる私を横目に、今日も彼は私の背中にいたずらをしてきた。それも左手で。
ブラックコーヒーを飲む時も、短かい手紙を書く時も、誰かに電話をする時も、相変わらず左きき。私は相変わらず右きき。


でも、そんなすれ違いも、案外嫌いじゃなかったりする。


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