嵐山5回目なのに嵯峨野は初
3日目の午後は苔寺から嵐山にバスで移動。間違えて手前の渡月橋南で降りてしまいましたが、これはこれで。渡月橋を歩いて渡ったり写真タイムになったりで結果オーライ。
問題は嵐山に行ってから。橋を渡り嵐山に行くと原宿の竹下通り並みの観光通りがあります。ここでお昼を食べようと思ってたところは長蛇の列で断念。どうしよう??と思ってうろうろしたり、Google先生に相談しましたがまあそんな情報はみんな掴んでるわけで。インスタ勢がカフェに並びまくっていました。8月の終わりで学生がたくさん!あと県民割やらキャンペーンがやられていて運悪く人混みにぶち当たりました。お昼ご飯クライシス…
色々ウロウロしてここいいのでは?と思ったところが嵐山うどん。
結果、あたりでした。そういえば、京都はうどん美味しいのだったなあと思い出す。まんぞく(ご飯にうるさい)
店の佇まいが新しくて今風だったので賭けだったのですが、老舗が改装して今風になって模様。嵐山うどん「おづる」おすすめです。わたしは天ぷらうどんですが、肉玉うどんなるものも美味しそうでした。
(ちなみに蕎麦は有名店に入りましたがそこのオリジナルのつゆだったのか味が口に合いませんでした。)
嵐山は観光地なので添乗員してると何回か来ることになります。あとここはトロッコ列車と保津川下りは人気のコースで、旅行代理店に勤めてる時は自分で自分のために予約してました。夏の京都にはおすすめのふたつです。(今回は予約面倒で割愛)
竹の小道なるところは知識で知っていたものの、いつも混んでるし竹が生えてるだけでしょと思っていたので、初訪問。
想像していた竹みより、はるかに鬱蒼として密度の高い竹林でした。大通りより一本横に入ると、急に別世界。
まあ人混みですが竹が音を吸い込むのかわりと静かめ。あと思った以上に道が長い。ずっと続いている。
今回行ってみたかったのはここ。野宮というのは巫女になる天皇家の血筋の未婚女性が潔斎を行う場所。一年だか過ごして、俗世の穢れを払うらしいです。今はなぜか縁結びの神社になってかわいい着物を着た若者たちで溢れていました。俗世から切り離されて、縁を切るところなのでは…笑 思ったよりわちゃわちゃしてました。
次はちょっと行ってみたかった大沢池のある大覚寺まで歩きます。嵯峨野とは嵯峨天皇が隠居していた地域らしいです(うろおぼえ)確か祇王寺が住まいだった気が。
20分くらいなので大した距離でもないのですがなんせ暑い。適当にぶらぶら行くには暑すぎて、写真を撮る体力がないのか写真なしw
大覚寺は結論から言うと見るものはあまりないですがなんか気持ちのいい場所です。お堂の中にちょっと座って写経とかするところとかあります。いい経験になりそう。日本最古の池庭で、シンプルで野生み溢れる感じでわたしの感性には合ってました。でも観光地として考えると良さを説明しにくいです。水晶読みとかしている身からすると、よどみのない清廉とした空間で心が和みます。インスタに載せるほどのフォトジェニックさはないかもしれませんが、写真ではわからない良さがある池庭と寺だと思います。のんびりしたくなるところ。歩きつかれてたのかスマホに寺の写真がなくて笑えます。
夏の京都は暑いので飲み物は切らしては行けません。大覚寺のすみっこにある自動販売機で地獄に仏気分で水を買いました。
疲れた、甘いもの食べたい!となり予定してたようじやカフェに行ったら、すごい量の人だらけで断念。休憩も兼ねて、嵐山初の人もいたので世界遺産龍安寺に行きます。
しばらく座って休みながら庭を眺めます。庭も散策できる。
うちの若者も一緒にいたのですが、嵐山にいるのにオサレカフェに行かないなんて!みたいなことを言って寺よりカフェ探しに行きました。
もう大人だし、スマホあるので好きにおしとなりました。わたしはカフェに興味なくないですがこの人混みで探すの難しいだろうなあと思いまして心が即断念しました。
それに今の年齢の私からすると、
「え!世界遺産の寺よりカフェってどういうこと!?」
と思いますが
寺とか仏像とか庭とかは知識がないとみんな同じに見えるし、知識は興味がつながらないと増えないもの。興味は人生経験が増えて己の中の知識が積み重なってくると多岐にわたるものと思います。
寺よりわかりやすい可愛さのがいいのだなあと思いました。
しかし、執念でいい感じのカフェを探してきた若者www 色んな意味ですごい。
パンとコーヒーとなんちゃらというやつ。あ、『パンとエスプレッソと嵐山庭園』だ。それ東京にあるよね?!となりますけど、ようじやカフェも東京にありますから。
チェーン店といえばそうなのですが、この嵐山での思い出が大事なのかもと言うことで、楽しく過ごせているなら良いのかもなと思いました。古民家はほんまもんです。それでオケ。
わたしともう1人の大人は寺で庭を眺めつつ休んでからカフェに行ったのでもう入れず合流できませんでした。基本なんでも17時には全て閉まるよ!そしてわたしは抹茶のデザートが苦手w
併設されたパン屋をひやかしていたら、ソフトクリームが販売されてることをもう1人の大人がめざとく発見しました(ここにも執念いた)
ソフトクリームを外の縁側ぽいところに座って古民家を眺めながら食べ、緑のパンを堪能してる人を待ちました。
骨子は大体決めててもわりと無計画なので無駄も多いのですが、急いでないし目標も目的もあまりないのでイライラもせずなんとなく過ごせるっていいなと思います。
何か理想をぶちたてて、こう言うふうにしたいとなるとかなり体力が要ります。若い頃はそういう『観光地に来たからには!』みたいなギラギラがあるのでそこに猪突猛進してましたが、そうすると新しい発見に出会えない。理想がバリアになって異物(想定外)を受け付けないからともいえますね。
夕ご飯はどうしようということになってホテルがすすめる近くのご飯どころを色々検討します。こういうシチュエーションで威力を発揮してくるのが牡牛+双子サインのもう1人の大人。お腹いっぱいだからご飯を抜くとかできないヤカラ。
めんどくさくめどこでもいいよーというわたしと、緑のパンを食べたお腹いっぱいの人なので、ふたごおうしの独壇場でリサーチします。
で、はじきだされた結果の『みまでり』結論から言って大変美味しゅうございました。京都のおばんざいというか、京都ぽい料理を初めて食べた気がします
うちのわかものは和菓子系やコーヒーは全く好まなかったのに、この旅で開眼して、和菓子とコーヒーは好物に昇進したとのことです。世の中何があるかわかりませんね。
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