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#きょうのコピー

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一日一善の精神で、一日一コピーをご紹介します。
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2021年12月の記事一覧

#きょうのコピー390日目

ついに2021年ラストの#きょうのコピー。 今年最後のコピーは何がいいかなと悩んでいたら、とある広告コピーに目がとまりました。 つい先日、コピーの距離感について書きました。 「コピーと消費者の間の距離感ってすごく大切」とお伝えしましたが、今回のコピーも距離感を意識したコピーです。 いつもの場所で待っています。 これも商品と消費者の距離感に重きを置いたコピーです。 「ジョージアは、いつでも消費者のことを(自販機やコンビニで)待っている身近な商品ですよ」と訴求していま

#きょうのコピー389日目

2021年も残すとことあと2日!あっという間ですね。 この#きょうのコピーを書きながら、改めて「ブランドパーソナリティ」について考えています。ブランドパーソナリティを端的に説明すると、「ブランドの持つ人格」と言ったところでしょうか。 人間にも一人ひとり人格・キャラクターがあるように、ブランドにも人格・キャラクターがあると思います。 そのブランドの持つ人格を適切に伝えていくことが、ブランディングにとって大切なのかなと思います。 そこで、ブランドパーソナリティが表現されて

#きょうのコピー388日目

言っていることは当たり前かもしれない。でも、誰もが忘れがちなこと。 そんな、当たり前を改めて気づかせてくれるコピーです。 JTのタバコマナーのコピーです。 言っていることはごくごく当然のことかもしれませんが、忘れがちなこと。 コピーってどうしても斬新なアイデアや垢抜けた言葉ばかり着目されがちです。 でも、コピーの役割ってそれだけじゃない。 当たり前なんだけど、誰もが忘れがちな大切なことに気づいてもらう(思い出してもらう)。  その役割もあると思っています。 今回

#きょうのコピー387日目

改めてコピーの役割・存在って何だろうと思うことがあります。 商品やサービスなどを消費者に認知してもらい、商品やサービスと消費者の間に関係性をつくり、購入につなげる。一般的にはそんな役割があるかなと思います。 だとしたら、コピーと消費者の間の距離感ってすごく大切ということに考えが至りました。 今回は距離感を意識したコピーをご紹介します。 必要なときに近くにあることも効き目のひとつだと思う。 新おうちチューブ オロナイン軟膏のコピーですが、「必要な時に(あなたの)近くに

#きょうのコピー386日目

今回ご紹介するコピーは、メインコピーとタグラインの接続が見事だったのでご紹介します。 皆さん、一度は食べたことがあるかもしれないSOYJOYのコピーです。 「間食くらい」と考えるか。「間食こそ」と考えるか。その選択で体は変わる。 空腹をチャンスに。 コピーとタグラインがきちんと連動して役割を果たすのは、当然といえば当然ですがなかなかできていないケースもあります。 キャッチコピー: 商品のベネフィットを伝える。 タグライン: 商品の価値や機能を定義づける。 でもこ

#きょうのコピー385日目

コロナ禍に苛まれて、もうすぐ丸2年。早いような長いような不思議な感覚です。 コロナによって、「日常」も大きく変わりました。リモートワークの普及もその一つですね。 ただ、通勤の負担が減った分、家事の負担は増えたかもしれません。 今回は、家事に関連した気付きのあるコピーをご紹介します。 「どっちがやる」ではなく「一緒にやる」。 クレハの「クレラップ」の新聞広告です。 「家事は夫婦で分担してやるもの」という従来の発想から、「家事は夫婦で一緒にやるもの」という発想に切り替

#きょうのコピー384日目

今回は前置きなしで、いきなりコピーをご紹介します。 その時がくるまで、考えたくない。 その時がきたら、考えられない。 葬儀会社のコピーですが、上手いこと言い当ててるなと思います。 亡くなる前に葬儀のことを考えるのは躊躇いがありますが、いつ亡くなるかなんて分かりません。 最近では、「終活」なんて言葉もありますが、自分の最期のことを考えておくことは大切だと思います。 葬儀会社のありがたさを書いてあるnoteをご紹介して終わりにします。 おしまい 書いた人:和田裕史

#きょうのコピー383日目

忘年会やらでお酒を飲む機会が多い季節。個人的には、お酒に関連する広告コピーが気になる季節でもあります。 お酒の広告コピーと言って真っ先に思い浮かぶのがいいちこです。 いいちこは、名作コピーの宝庫です。 今回ご紹介したいコピーは、老松という大分県の酒蔵のコピーです。 カーン!という共通言語。 乾杯の音に着目したコピーです。擬音を頭に持ってきたのが、まず最初のポイント。 それから「共通言語」という言葉を選択したことが、このコピーのポイントだと思います。 一つのコピーの

#きょうのコピー382日目

この#きょうのコピーでも、度々ピックアップしている無印良品。 無印良品の広告コピーは、良いコピーが多いです。無印良品ブランドをしっかりと意識しながら、消費者の心に訴えかけるコピーたち。 ご紹介したいコピーがたくさんあります。ということで、今回は無印良品のコピーです。 なんというか、めちゃくちゃ無印良品っぽいコピーとグラフィックな感じがします。 「美しくしたら、目立たなくなりました。」のコピーは、無印良品のブランドイメージや本質を的確に言い表していると思います。 広告

#きょうのコピー381日目

誰もが“自分らしく”生きる・働く社会を目指す「WE ALL HUMAN プロジェクト」のコピーとボディコピーをご紹介します。 このプロジェクトの概要だけご説明すると、コロナ禍をきっかけに世の中の当たり前が変わりつつあり、多くの人が「変わらなくちゃ」と思っているかと思います。 でも、なかなか変われずに悩んでいる人も多いので、そんな人の背中を押すプロジェクトです。 詳細は下記をご覧ください! ではご紹介します。 「違い」より、「同じ」を意識したら、 俺たちは強くなれた。

#きょうのコピー380日目

以前、京都を旅行していた時に街角で見つけたコピーです。 Ganは、見つけにくい。 コピーは端的に書かれていますが、視力検査のグラフィックと組み合わせることで面白さが出ています。 おしまい 書いた人:和田裕史

#きょうのコピー379日目

「ラルーン」という、女性の特有の体調を管理するアプリがあります。 生理の管理から妊活まで、さまざまなお悩みを一元管理できるそうです。 今回は、そのラルーンのコピーをご紹介します。 女は強くなった。けど、女のカラダが強くなったわけじゃない。 忙しいとき、疲れているときほど、カラダのケアは大切。 まずは、カラダのリズムを知ることからはじめませんか。 このアプリの価値を明確にしているコピーですね! ちゃんと利用する女性目線に立ちつつ、アプリのメリットを訴求できています。

#きょうのコピー378日目

コロナ以前は、電車に乗って日本中を旅行していました。ひたすらローカル線に乗って、ゴトゴト揺られながら車窓に映る景色。 どこの地域もそれぞれ特色があって好きですが、とりわけ四国は楽しかった思い出があります。 四国の観光誘致に使用されたキャンペーンコピーをご紹介します。 四国は、負けていない。 ちょっと自虐的なキャンペーンコピーです。このコピーを軸にして、各県の広告が展開されています。 「よぉに見て、四国や。」(四国) 「イタリアにも似たががあるにゃぁ。」(高知県) 「

#きょうのコピー377日目

今年も残すところあとわずか。お正月になると、すぐに箱根駅伝が始まります。 あまりスポーツに関心のない私ですが、出身大学が出場することもあり、箱根駅伝はついつい見てしまいます。 以前にもご紹介した今年の箱根駅伝のコピー「応援したいから、応援にいかない。」は、コロナ禍ならではのコピーでした。 今回も箱根駅伝のコピーをご紹介してみます。 走れ、母のお腹を蹴っていたその足で。 「そうか、この見方・切り口もあるのか」と、ハッとしました。 コピーとは、新しい発見を提示するクリ