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玻璃の祭日 #詩のようなもの

つまるところ 玻璃はりのきらめきと 詰まるような真空でできていた

陰は濃くて たゆげに騒ぎ立ち
木の間隠れする国津神くにつがみたちは むつ言をかわしあう
これは アーニャおばさんの せんだく日のにおい
 
ただ もの悲しいばかり
 
永い梅雨の 晴れ間の昼さがり
白いちぎれ雲から きららかな静謐が降りそそぐ
仮装したま夏
深海のホオジロザメが 流星群の定理にふれたようなもの
遠いむかし 涼しい窓ごしに みあげた北山に みつけた奇蹟の予兆