『それやらなくても死なないから。』で救った話。
今わたしは絶賛休職中。
子供の入学に合わせて自分はサバティカルな休暇を取っています。
休職した職場はまじめな人が多くて、不真面目なわたしはずっと仮面をかぶりつづけていた。
本当はなんでも自分のペースでやりたいし、さぼり癖もあるから、いかに少しでもさぼるかを考えていたくらい。
でも上司は【仕事はまじめじゃないとゆるせない!!】というくらいの仕事人間で、まじめモードの時にゆるめの発言とかしたらハンマーでスコーン!となぐられるくらいの張りつめた毎日だった。
そんな感じの上司に付いていた20代くらいの子たちも、もちろん毎日血眼勤務。
私はそんな20代と上司の間を取り持つ役割の人で、血眼でやっても終わりが見えない20代からよく相談されていた。
「やっても、やっても終わらないです。もう毎日が家と会社の往復だけなんです。全然仕事楽しくない・・・泣」
という内容の相談をいつも聞いていた。
まだ仮面をもってなかったり、今日は家に置いて来ちゃった子とか色々いるなかで私はこの一言を伝えた。
「それ、やらなくても死なないから。
それやらなきゃ死ぬの?終わらない仕事を振ってきた上司が悪いの。
終わらなくても定時で帰りなさい。」
みんな、えっ!!!!!!って顔をするのが見たくていつもそれを口癖に伝えていた。
そして最後の出勤が近づいて、最後にみんなと話していた時、「いつも言われてた、死なないから!を聞けなくなると不安。でも初めて聞いたとき仕事が終わらなくても安心できた。」って言ってくれた。
だって、十分頑張ってるのに、もう死にそうな顔してたから。
もっと大変な仕事も社会にはたくさんある。
現に私たちの仕事は特に終わらなくても、だれかの命にかかわったり、会社がなくなることもない。
だったら別に血眼じゃなくてもいいし終わらない業務は明日でいいと思う。
私はそれより早く帰って子供の今日の出来事とか、給食がどうだったとか手をつないで帰りながら話したいのだ。
上司がもっと余裕がある人だときっと違うのだけれど、みんながそんな上司じゃない。
だからこそ自分でいろんな仮面をもったほうが生きやすい。
そんなことをもっとみんなに伝えることで少しでも生きやすい人が増えるといいな。と感じた日でした。
血眼業務、わたしも昔はやってたな。
今はできないけど。
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