大切な事はRPGかおばあに聞け!

RPGゲームをやったことはありますか?
もし答えが『No』ならば絶対にやった方がいいです。
学ぶことが多くありますから。

僕は幼い頃から古き良きRPGゲームに多くの時間を費やしてきました。
まだ教育機関に通うのが義務だった頃に勉強なんかより遥かに真剣にRPGに取り組んでいたので今の自分に染み付いている多くの学びはここから得たと言っても過言ではないかもしれません。
まあ勇者なんかにはなれずにせっせと日々を生きていますが、、、

それでもやはり精一杯社会を生きる1人としてRPGは大切なことを教えてくれていたと感じるのです。

なので今日はそんな僕がRPGから学んだ事をたくさん書き殴ろうと思います。

1.きちんと人の話を聞け!

RPGにおいても実生活においても人の話とは実にありがたいことです。
ことRPGにかぎって語れば、それはこの先のヒントとなる事が隠されていたり、物語を彩るものであったりと人の話を聞いて損をすることなどありません。

ドラゴンをクエストする某RPGの3なんかでは『思い出す』なんでコマンドがあるくらいなのですから。

逆に話を聞かないまま進んでしまうと必ず苦労します。
それは努力で乗り越えられる苦労であったりもしますが、ただ話を聞くだけで回避できる苦労でもあるのです。

つまり数時間に及ぶレベル上げと数秒、数文字の会話が同価値と見做せるということで、きちんと話を聞くことの大切さがよく分かるでしょう。
こう言いきってしまうと「レベル上げが楽しいんだ!」という意見も出てきますが、それなら話を聞いた上でレベル上げをすればいいのです。
知っているに越した事はない。
この一言でそんな意見は片付けてしまいましょう。
昔から童歌やことわざなどなどその土地その時々を生きた人々のありがたい教えは人から人へと語り継がれてきたわけで、村人Aだってことその村に関しては勇者にも勝る見識なのです。僕が勇者ならチップくらいはあげたいものです。
家の箪笥などは隈なく漁りますけども。

ボスの弱点、宝のありか、ちょっとしたコツ、世界の現状といったことをネットにばら撒かれる前に教えてくれるのは彼らの話だけなのですからキチンと話を聞きましょう。

意外と現実でも真摯に耳を傾ければ多くの話から学びはあるものですよ。

2.常に準備はしとけ!


急なボス戦。やたらと強い雑魚たち。
タチの悪い状態異常。魔法しか効かないやつ。
MP切れ。などなど、、
RPGには準備を怠っていると即詰みな瞬間が多々あります。
なんて理不尽なことでしょう。
しかし世界を救う旅をしているわけですからそんな泣き言をいうだけでは許されません。
ですから準備を怠ってはいけないのです。
備えあれば憂いなし。
昔の人はよくいったものでRPGであっても戦いの前から勝負は始まっています。
先に述べた、話を聞くことも下調べも準備だと言えますし、不足の事態に備えた回復アイテムなんかは準備の代名詞でしょう。

よくよくアイテムが余ってしまった話や、貴重なアイテムを使わないまま終わった話などを聞きますがそれは失敗なんかではありません。
むしろそれほど余裕を持ってクリアできたと言う追加スコアです。
そう言うアイテムはいざと言うときの切り札なのですから。
昔何かの漫画か何かで見ましたが、切り札は持っているだけで効果を成すとのことでした。

今述べた道具なんてのも大切ですが、準備と言いってもさまざまな準備がありまして、戦闘中の準備だって疎かにしてはいけない準備の一つです。
そう。バフやデバフです。
強敵との戦闘で必須の準備と言えるでしょう。
バフやデバフなしで勝つなんてこと想定されていないような化物がRPGにはゴロゴロいて生身の人間のポテンシャルなんてものはあの世界では高が知れているのです。
バフやデバフが大切なのは大きな一撃のための余裕を生むためであったり、全壊を未然に防ぐためであったりですが、通じて自分のターンを次のターンの為の準備のとして使っていると言えるでしょう。

要はリスクとリターンを考えて行動を考えると言うところに準備の力というものが隠れています。
そうすることで先のことを考えられますし、焦って後手に回る可能性も減るという話で、先手先手を取れる可能性が高まるのです。
先手を取り続けられれば後は煮るなり焼くなり好きにできるもので、この段階にきてこそクリエイティブな方法への挑戦や最小労力でこなすなんて事柄が許されてきます。
手の抜きどころが分かっているということはチャレンジのタイミングが分かっていると同義なのでしょうね。

化物が蔓延る世界でも、雑な論理っぽいモノが幅を利かせている社会人世界でも先手を取るというのはやはり大事です。

心が折れそうな時ほどグッと堪えて反撃の準備をしましょう。
ここで耐えられれば後はバケモノもイヤミな上司もしばき倒すのみです。

3.金は使え!

先の説明のとおりRPGでは準備が大切になるのですが、ここで一つ問題となるのがお金の話です。
薬草に防具に武器と、出資がとめどなく膨れ上がるもので、金策に苦労することも多いでしょう。いくら勇者様でも世界経済の一部であることは免除されないのです。

厳しい戦いの連続を乗り越え、奥で待ち受けるボスを打ち倒し、長かった洞窟を抜けた後に見つけた新たな街。
満身創痍ながらも期待を膨らませ街に入り、一直線で武器屋さんへ。
そして今まで見たことのないかっこいい武器や防具。
これは買うしかない!
そう思ったのも束の間、なんとお金が足りません。なんてことでしょう。
現実は甘くないですね.
もう、人の家の箪笥や壺を血眼であさくるしかありません。
勇者あるまじきあの諸々の行動はお金のせいであったわけです。

誰しも同じような経験があるでしょう。
やはりいつどの世界でもお金というものはないと困ります。
しかし、いろいろな視点を無視して言わせてもらえば、お金も使わなければただの数字でしかありません。
特にゲームでは貯金額でクラスアップしたり、仲間が増えたりなんてことはないので、なおさら数字でしかないのです。
しかも全滅したら所持金が減るという残酷さ。
この状況でコツコツお金を貯めるなんてことは美徳でもなんでもなく無知ですね。
ですからお金は使える時に使ってしまいましょう。

貯金で安心は買えますが、苦労は買えませんよ。

4.鋭く尖れ!

忘れてはいけないRPGの醍醐味にパーティ編成というものがあります。
いろんなバックストリーや特徴を持ったキャラクターたちを編成するタイプもあれば自分でジョブを選択して育ててゆくタイプもありますが、ここで選ばれるのは可もなく不可もないキャラやジョブではなく、何かに尖った者たちではないでしょうか。
現在の世の中で尖るというとかなりマイナーな才能を伸ばすことや斜に構えることと言ったニッチなイメージがつきがちですが、私が言いたいのは初めから器用貧乏を目指すなということです。
そもそも尖っているとは一点に突出しているということであって、決して他を害したりひねくれていたりというわけではありません。
RPGにおける回復役だってその才能に尖ってるといえると思いませんか?

しかしなぜ器用貧乏ではいけないのか、
これは少し難しい問題であります。
結論から言うと、器用貧乏が悪いわけでなく、極めることが大切という話です。

全てを極めた者を器用貧乏とは言いません。
全部できることがベストな答えというのは周知の事実でしょうが、ではそうなるためにはどうすべきなのか。
ここで話は器用貧乏が尖った性能かに行き着くわけです。
全てをコツコツ修練していく器用貧乏と
一つ一つ極めていく尖った者たち
最終的な目標は全能だとして、やはり尖った者たちの方が目標に辿り着くのは早いのではないでしょうか。
なぜなら何かを極めたという経験は他の物事を極めるときの手助けとなるからです。
RPGで言いますと一つを極めていればより経験値の美味しいところで修練ができるということで、全てが中級ではこうはいきません。

やはり何かに尖っている方が良く思えますね。

しかしまあ、理屈を捏ねなくとも尖ったキャラやジョブの方が愛着が湧くってもんではないですか?
ようはロマンですよ。ロマン。

5.逃げる時は躊躇うな!

現実でもRPGでも逃げ出したくなる様な状況は身近にあるものです。
そんな時は逃げれる時に逃げ切っておかなければなりません。
欲張ってしまうと全滅してしまうこともありますし、苦行を強いられることになります。
後ろ髪を引かれるとき、人は躊躇ってしまうものです。
それに、『逃げる』という言葉にどこかネガティブなイメージすらあるので真っ先に逃げることに何か抵抗もあります。
しかし、よくよく考えてみてください。
RPGのコマンドの並びは、『たたかう』『ぼうぎょ』『どうぐ』『にげる』なのです。
戦うことと逃げることは同一の重要度の選択肢としてそこにあるのです。

現実ではなぜか『にげる』のコマンドはみえなくなりがちだということは僕も嫌というほど知ってます。
世知辛いですね。

ですが、RPGに便利な言い換えもありました。

もうどうしょうもない時は『とんずら』一択です。


さてさて、ここまで沢山書きましたが僕がRPGから学んだことはまだまだあります。
僕にとって義務教育の代わりを成しているわけですから。
ただ、やりすぎはよくありませんからここで打ち止めです。

しかしまあ、今書いたことたちは大体おばあに聞けば教えてくれることでもありました。
大人になるまでおばあの話を聞き流していたことが悔やまれます。
やはり経験値が違いますね。経験値が。

村でもおばあにすぐ喋りかけにいきましょう。

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