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さよなら、春 2022

かれこれ1年以上、風通しがよくならないかなあ
と思っていました。

何の話かと言うと、ホロスコープです。
じつは僕、ホロスコープ(西洋占星術)のファンなのです。

2020年12月。
木星と土星が、水瓶座でコンジャクションし、
ここから「風の時代」が始まると言われました。
これまでの生産・所有に重きを置いた「土の時代」は終わり、
知性や情報に価値を置く時代、柔軟性を求められる時代が到来する
とホロスコープ・ファンの間では盛り上がったのでした。

「風の時代」って肩の力を抜いていいのかな、と思わせる名前ですね。

が。
穿った見方をすれば、
人の生きやすくなる新時代が来るわけではなく
一つのソリッドだった時代性から
別のソリッドな時代性に変わるだけの事。
時代性なんてどの時代もソリッド(硬質)です。

おまけに。
パンデミックのウィルスは自由に海山を越え
旧時代の戦車は自棄のように国境を破り。
暴風・烈風だってあるのですね。

風通しの良い地平は、どこにあるのでしょう。
この先200年ほど、風の時代が続くとか。
それなら。
気長に待ちましょうか、と思うこの頃です。

春の一季節を俳句にしました。


立春や風の匂ひの英新聞

山は瑠璃春の枯草鳴り渡る

ねむさうに棒が回るよ春の水

鴨の口ふふふと閉ぢて春めける

初蝶の初めてふれてゐるベンチ

春荒れの闇ふくらませ哭く赤子

たんぽぽの絮吹く空のひろき日は




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