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さよなら春 2023
うかうか。
これほど僕の毎日を
うまく言い当てた
オノマトペは他にありません。
そわそわ。
ああ、そうでした。
うかうかしている自戒の念、
そいつが居ごこちを悪くするのです。
ふらふら。
だからといって
あちこち覗きまわるのか。
今さら何も見つからないでしょう?
ふんわり。
春のおわった印象です。
だなんて言って、ごまかします。
手ゴタエアリマセンデシタ、を言い換えて。
❅ ❅ ❅
ことしの春を俳句にしました。
雨の輪は生まれたばかり白菫
マンモスの眼は朽ちて地に蓮華
麦青む色とりどりのおかみさん
みづいろに囀る空を深呼吸
桃咲いてぽつと呟く給湯器
やけどせぬていどのスキか春の星
ワタシニハ墓要リマセヌ亀啼けり
夏近き男縛られだつこ紐
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