見出し画像

二級建築士試験、直前の独学勉強法。仕事をしながら合格するには・・・

こんにちは、インテリアコーディネーターのくきたまみこです。
ここ最近、学び直しがクローズアップされていて、政府は企業に勤務し、転職を検討している人のための助成金を検討しているようですね。
私は去年、48歳にして二級建築士を取得しました。一次は独学です。もちろん、政府の助成金はなしです。。。
ちょうど一年前は試験直前でもやもやしていました。
同じ境遇の方に少しでも参考になればと思い、去年のことを思い返してみます。

1、過去問の間違えたところだけを何度も解く

もう一通り勉強はしている頃なので、苦手な部分がどこなのかを把握していました。過去問の答え合わせでバツだった問題だけを解いていきました。
独学のデメリットは、試験当日、見たことのない問題に出くわすことです。試験問題の約2割は、過去にない問題が出されるといわれています。試験対策に精通している学校では、傾向と対策をばっちり教えてくれますが、自分で勉強していてもなかなか新しい問題を予想することは難しく、情報が少ない状況です。そうなると、いかに過去問を完璧にして臨むかが重要になります。
ちなみに、私、受験2回目でしたが、過去問は新しいものを買っていません😅

令和3年58点不合格、令和4年合格💮


去年の問題は持っているし、古くても過去問は同じ内容なので。法令集は悩みましたが、願かけも含め買い換えました。でも決まりはないようで、実際試験会場には最新版ではない法令集を持ち込んでいる方もいらっしゃいました。

2、一問一答アプリを活用する

電車内、寝る前など短時間でできる勉強法です。
参考にしたサイトです。

3、直前3日は有給休暇を取得する

やはり、気持ち的にも落ち着かない、仕事していても集中できない時期。思い切って休みをもらう勇気も必要です。
長い勉強時間が取れると、法規のおさらいがしやすくなります。
苦手な問題を克服するには、間違えた問題については、過去問の同じような問題を立て続けに解くこと。
例えば、法規H28年過去問15問目が解けない場合は、H29,H30,R1…と15問目にある似たような問題を立て続けに解く。これでコツをつかむ、という勉強法をしていました。

法規15問目の過去問を立て続けに解くノート


そして、試験当日は、前半の時間配分が重要なため、法規は特に時間を測って解いてみるのもポイントになってくると思います。
余談ですが、私は計画と法規をミックスさせながら回答していました。なるべく法規に時間をかけたかったので、まずは計画をざっと解く。悩むところは飛ばす。法規もざっと解き、悩むところは飛ばす。残った時間で計画、法規を徐々に埋めていく感じでした。

4、苦手分野は思い切って捨てる

私は構造の計算問題のほとんどを捨てました。つまり、最初の5問程度。これはかなりの勇気が必要です。最初から20点満点ということですから。令和3年の結果から見ても、構造が足を引っ張ることになっていました。少し時間が取れると手を付けようか迷いますが、ここまでくると少しの時間で習得できるものではありません。ならば他の問題で落とさないように、構造に関しては結構時間をかけて過去問を解き、その内容も答えに至る経緯なども調べ、ミスを少なくするよう心掛けました。
ただ、計算問題はほとんど捨てましたが、一部確実に点数を取れる問題もありました。計算問題の中で1問目、と、うまくいけば6問目も。これはやりながら自分が理解しやすいか否かだと思います。

5、二次試験対策は終わってから考える

ふと、次のことを考えたくなるのもこの頃。
もしかして受かったら、どうしよう。何にも対策していないけど大丈夫か?と。。。去年の課題は『保育園(木造)』でした。木造で保育園。子どもたちを散々送迎したから、子どもがいない学生受験生よりは、経験上少しは有利になるかな~、ぼんやり考えていました。
今年の課題は『専用住宅(木造)』のようですね。これまた漠然としていて対策を絞り込みにくいかもしれませんね。
私は一次試験が終わり、自己採点で合格見込みがわかってから二次対策を考えました。実務でもエスキスらしきことは多少はやっていたので、独学も検討しましたが、もし不合格で来年も受験する場合、そのパワーを入れるのがしんどいと思い、N学院の二次試験直前対策に申し込みました。そのタイミングで申し込んだのは、おそらく私が最後かもしれません。
7月中旬から毎週日曜日と、お盆明けは週2の通学、課題は毎晩やっても終わらないくらい。夜な夜な、目がしょぼしょぼで大変でしたが、矩計図や立面図、伏せ図の描き方やコツを教えてもらうと、徐々にスピードもアップしてきて、最後は楽しさもありました。でも、なかなか時間内に描き終わらず、試験本番で初めて完成したくらい、ギリギリでした。
二次対策にかかった費用は約40万円(そのうち2割は一般教育訓練給付金で戻ってきました)と製図用道具、交通費などで2万円程度。ちなみに平行定規は職場の方に借りました。
一次試験は独学、二次試験はN学院。思い返しても、この判断に無駄はなかったと思います。
まずは、一次試験合格を目指す皆様、どうか頑張ってほしいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?