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スピッツ歌詞考察(第19回)魔女旅に出る


【基本情報】

魔女旅に出る
作詞:草野正宗 作曲:草野正宗 編曲:スピッツ
3分59秒

<リリース日>
1991年10月25日(3rdシングル)

<収録アルバム>
名前をつけてやる(1991年11月25日リリース 2ndオリジナルアルバム)
CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection(2006年3月25日リリース)

<タイアップ>
『白山瀬女高原スキー場』CMソング

<備考>
Mr.Childrenの桜井和寿や棋士の藤井聡太が、スピッツの曲の中で1番好きと発言している。

【MUSIC VIDEO】

【歌詞】

歌詞は下記のサイトでご確認いただけます。

【考察】

スピッツファンで知られる棋士の藤井聡太が「屈指の名曲」と挙げたことに対し、草野正宗氏が「ヒモの歌なのにね」と言ったとか、言わなかったとか。
では本当にヒモの歌なのか、考察していきましょう。

“君”が旅立つ前に、一緒に食事をしているようです。
「ほら」と話しかけていることから、“僕”が食事を用意していることが伺えます。
食事を用意する男、これから働きに出る女。
まさにヒモの構図ですね。
また、魔女といえば黒猫がつきものです。
「猫の顔で」は、“君”を魔女に例えるならば、“僕”は黒猫を担当してやるということでしょうか。
歌でエールを送り、「いつでもここにいるからね」と語り掛けています。

働きに出かけた“君”を想い、窓ガラスを眺めています。
星が雲に隠れても、空高く書いた文字、つまり“僕”の祈りが“君”を照らすだろうということです。
角度を変えて物事を見たら、ヒントが浮かび上がってくるかもしれない。
さあ、固定観念を捨てて。
歌でエールを送り、「いつでもここにいるからね」と語り掛けています。

働きに出る女のために尽くす男が描かれていました。
やはりヒモの歌だったようです。
同棲中の男女の曲なので、テーマは「性」ということで。

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