見出し画像

スピッツ歌詞考察(第18回)フェイクファー


【基本情報】

フェイクファー
作詞:草野正宗 作曲:草野正宗 編曲:スピッツ&棚谷祐一
3分24秒

<リリース日>
1998年3月25日(8thオリジナルアルバム「フェイクファー」)

<収録アルバム>
フェイクファー(1998年3月25日 8thオリジナルアルバム)

【MUSIC VIDEO】

【歌詞】

柔かな心を持った はじめて君と出会った
少しだけで変わると思っていた 夢のような唇を
すり抜けるくすぐったい言葉のたとえ全てがウソであっても
それでいいと 憧れだけ引きずって でたらめに道歩いた
君の名前探し求めていた たどり着いて 分かち合う物は
何も無いけど恋のよろこびにあふれてる
偽りの海に身体委ねて恋のよろこびにあふれてる
今から箱の外へ二人は箱の外へ未来と別の世界
見つけた そんな気がした

フェイクファー(作詞:草野正宗)

【考察】

柔かな心を持った はじめて君と出会った
少しだけで変わると思っていた 夢のような

“君”のような柔かい心を持った子と初めて出会った。
すぐチェンジになると思っていた。
(ずっといてくれて)夢のようだ。

唇をすり抜けるくすぐったい言葉のたとえ全てがウソであっても
それでいいと

“君”の唇を通って発せられる照れくさい言葉は、たとえその全てがウソであってもかまわない。

憧れだけ引きずって でたらめに道歩いた
君の名前探し求めていた たどり着いて

“君”のような子と出会うことにずっと憧れていて、適当に道を歩いてこの店にたどりついた。
そして“君”を指名した。

分かち合う物は何も無いけど恋のよろこびにあふれてる
分かち合う物は何も無いけど、“僕”は本当の恋をしているかのようなよろこびにあふれている。

偽りの海に身体委ねて恋のよろこびにあふれてる
疑似恋愛にのめり込んで、“僕”は本当の恋をしているかのようなよろこびにあふれている。

今から箱の外へ二人は箱の外へ未来と別の世界
見つけた そんな気がした

今から店の外へ。
二人はアフターで店の外へ。
人生の未来とは別世界の未来を見つけた気がした。

フェイクファーは、本物の毛皮を模したパイル織物で、「人工毛皮」「模造毛皮」ともいいます。
主人公は恋に落ちていますが、「ウソ」、「偽り」、「分かち合う物は何も無い」とあるように、その恋は本物ではありません。
しかし“君”は「柔かな心」を持っていました。
「本物ではない」かつ「柔かい」ということで、「フェイクファー」というタイトルなのでしょう。
考察が甘いかもしれませんが、キャバクラや風俗店のお話としか思えませんでした…
あ、テーマは「性」ですね。

(第17回)バニーガール←PREV|NEXT→(第19回)魔女旅に出る

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?