11月の弘前 1日目 『バカ塗りの娘』ロケ地巡り
映画『バカ塗りの娘』にバカハマりして、ついに聖地巡礼に行ってしまいました。映画観ていない母を連れて、一泊二日の弘前旅をしてきました。
同僚がねぷた祭に行ったお土産をくれたり、新しく入ったスタッフが青森出身だったりで、なんだか青森に呼ばれているようでした。
映画関連では公開前日にプロデューサーさんのトークショーを聞きに行ったり、公開翌日の舞台挨拶を観たり、銀座での津軽塗研出し体験(お箸)に参加してみたりとどっぷりハマっていました。
たぶんこの2023年の熱は『バカ塗りの娘』に全振りしてた気がする。
現地にも絶対行きたくて、行ける日を探っていたのですが、11月初旬にようやく行けました。雪とか降ったらどうしようかなと思いつつの旅行でした。
あまり北に行かないので、おそらくはやぶさも初…。はやぶさで東京から新青森に行き、そこからJR奥羽本線で弘前に行きました。切符の組み合わせが難しそうだったので、今回はホテルとパックで買いました。(本数が少ない…)
朝ご飯+昼ご飯を東京駅で買ったのだけど、良い感じのみたらし団子が売ってたので朝ご飯に。
充分にご飯買い込んでたのにワゴン販売でついアイスを買ってしまった…。
はやぶさで早めのお昼ご飯。メルヘン。2人だと甘いのも食べられるの嬉しい。
新青森で乗り換えた時は「寒!さすが青森…」と覚悟したのだけど、弘前はそれほど寒くなかった。
ここから先は観光タクシー。1箇所ここはどうしてもタクシーでもないと無理…そして高くなりそう…と思っていた場所があったので、ここは観光タクシーにしてしまおうと。(糸島で味をしめた)
そして予約時に思いきって「バカ塗りの娘を観てきた。ロケ地巡りがしたい」と伝えていたので(こういう時は恥ずかしがっても仕方ないと、最近思うようになった笑)私がどうしても行きたいと挙げておいた場所以外にもピックアップしてくれていた。しかもお休みの日に映画まで観に行ってくれたらしい。なんと…。めちゃくちゃありがたいし、やっぱり正直に伝えておいてよかった。
車内からですが…と案内してくれたヒロロ。ヒロロの中には主人公(堀田真由さん)がお母さんと話したフードコートがあります。
次の目的地と近かったので、太宰治まなびの家にも寄ってくれました。太宰が弘前高校に通っていた時の家です。
急な階段を上がると太宰の滞在していた部屋があります。広い…。裕福なお家の子…
見学していたら、ふと母から、祖父が弘前高校も受けていたという初出情報を聞く。そうだったんだ…。なぜ弘前なのかは母にもわからないらしく(母も祖父の母から聞いたらしい)、祖父亡き今は謎のままです。思いがけず祖父の新しい面に触れました(とても嬉しいおじいちゃん子)
その向かいくらいにあったのが旧弘前偕行社。
『バカ塗りの娘』ではここが結婚式場になっていて、主人公が納品に訪れて、お花屋さんの鈴木さん(宮田くん)と会うところです。色々な映画のロケに使われているらしい。入場料は300円。
ここ!ここ!
廊下の真ん中の、このあたりに見える戸のところに立って外を見てたんです。
鈴木さんが立っていた戸の後ろには広い部屋。
八甲田山雪中行軍事件に関わった旧日本陸軍第八師団の将校たちがパーティーに使っていたとか。運転手さんと母が八甲田山の映画の話で盛り上がってました。
私は写真を撮るのに忙しくて、結構時間をもらってしまいました。
ところで、これは内側から見た正面玄関なのですが、一番上の三角のところに蜂のマークがあるんです。見えにくいのですが。第八師団だからハチ…
満足したので次の場所へ。駅のほうに戻り、鈴木さんの勤めていたお花屋さんへ。店名そのまま。
中まで見せていただきました。結構ファンが来ているとのこと。押し花の栞をいただきました。旅行先なのでお花を買えなくて残念…。
車内からですが、主人公が施設からいなくなったおじいちゃんを探している時に別のおじいさんが座ってたベンチ、というところも教えてくれました。
次は弘前市立観光館へ。ねぷたなどが飾ってある中で、2階に『バカ塗りの娘』コーナーがありました。
2階にはもともと津軽塗のコーナーがあって、ここもロケ地です。ここのシーンが泣けるんです。職人てすごいなぁとじわじわくるシーン。
映画の写真のパネルも飾られていました。
そして見たかったピアノは1階に展示されていました。
映画を象徴する、津軽塗が施されたピアノです。ピアノは全部で3台用意されていたとトークショーで聞きました。(何も塗られてないものとか解体したものとか)
主人公の技量に合わせた津軽塗になっているそう。 色々な角度から見て、どれだけ見ても足りないくらいだった。素敵なピアノ。
観光館の外には旧弘前市立図書館が。今はもう使われていなくて、手前が今の図書館です。(職業病で思わず撮った)
次の場所へ向かう途中で、主人公のおじいちゃんがいた老人ホームを車内から案内してもらったのだけど、たぶんここではなくてもっと弘前駅から離れたほうがロケ地だと後で思った(系列は同じ)。そこも通ったけどここよりずっと大きくて、なんだか立派な老人ホームが多いなと思って見ていました。
そして、冒頭と要所要所に出てくる竹村旅館。外から撮らせていただきました。
近くには教会がいくつかあって、ここはカトリックの教会。ステンドグラスが特徴的でした。
この一番下のステンドグラスは岩木山。弘前はお寺も教会も多いらしく、どちらも描かれています。
その上にはよく見たら津軽三味線やりんごも描かれていて、ご当地ステンドグラスでした。
次はさとちょう浜の町店。主人公がバイトしていたスーパーです。
さとちょう!って盛り上がっていたのですが、さとちょうというチェーン店は最近潰れてしまったそうです…
ここからどんどん駅からは遠ざかります。
オープニングで主人公が自転車に乗っている砂沢溜池。ここから映画に引き込まれていく感じ。
最終目的地は小学校。ここにすごく来たくて観光タクシーを頼んだのです。車以外行きようがなくて。
今は廃校になっていますが、作中でも廃校で、主人公がピアノと出会う大事なところ。鈴木さんとの素敵なシーンはここで。
だいぶ暗くなってきて、ぎりぎりの時間でした。時間配分ばっちり。さすが。ここからホテルに送っていただき、17時半くらい。見どころたっぷりの大満足のツアーでした。
ホテルのお部屋。ちょっと素敵でした。
ホテル出てすぐのところでわらび餅のお店があり、惹かれて買ってしまった。行きたかったごはん屋さんが予約でいっぱいで、ホテルで待機した。母はちょっとご立腹だったけど、ご飯前にわらび餅食べられたからよかった。笑
2時間ほど待機して食べたご飯は美味しかった!
そんなわけで、1日目はたっぷり聖地巡礼でした。
2日目はこちらから。
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