在宅勤務かオフィス出社か?#2

リュディアです。前回に引き続き在宅勤務についてまとめてみます。本まとめのきっかけになった報道は日経クロステック Active に掲載された次のものです。

今回は在宅勤務のメリットについて考えてみましょう。従業員経営者の双方の視点から見ます。まずは従業員の立場で考えてみます。大きなメリットとしてあげられるのは以下のものではないでしょうか。

  1. 通勤時間が不要となり、その時間を他のこと、例えば自分の趣味、自己啓発、家事、育児に割当てることが可能

  2. 家事、育児、介護との両立が容易、もちろん職種によります。コールセンターのような業務を在宅で行う場合は成り立ちません。

  3. 自分にとって快適な空間、例えば室温、湿度、椅子、机で業務可能、これも人によります。むしろ職場の方が様々な面で快適であるという方もおられます。

次に会社の経営者の立場で在宅勤務のメリットを見てみましょう。

  1. 通勤費用を削減可能

  2. オフィス費用を削減可能、賃貸費用、光熱費など、多岐に渡ります。

  3. 働き方の多様化を認めることになり、優秀な人材を集めやすくなり、離職率が低下する可能性、結果として企業イメージの向上

  4. 在宅勤務、しいてはIT化、DXを進めるため一時的にコストが跳ね上がる可能性があるが、その後、効率化により常に低コスト化、高効率化が実現可能

メリットを従業員の立場、経営者の立場から考えてみたのですが、皆さんはどう思われますか?職種や会社によっては享受できないメリットもあります。特に在宅勤務でPCの前にいるかどうか確認されたり、業務の内容をモニタされたりすると、これらのメリットは成立しない場合が多いのではないでしょうか。

私自信はいわゆる裁量労働契約が長いので、労働時間による管理は久しく経験していません。思うに在宅勤務といわゆる定時出退者、あるいはフレックスタイム制の契約というのは相性が悪いように思います。いずれも労働時間による管理形態であるため在宅勤務で机の前に座っているかどうか確認するコストが単純に増加するためです。

私個人の意見ですが、従業員、経営者の双方に在宅勤務のメリットがあるためには、そもそもが裁量労働制である必要があると思うのです。つまり労働時間で管理されるのではなく、業務のアウトプットを中心として評価される契約形態という意味です。日本ではまだ少ない契約形態なのですが、最近はジョブ型という言葉がこれに近いと思います。つまり自分の時間を会社に売る契約で在宅勤務になると従業員、管理職、経営者の全ての階層で不幸が起こるように思うのです。皆さんはどのように思われますか?

では、ごきげんよう。

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