G検定 / 統計検定 標本調査 #3

株式会社リュディアです。新しいG検定のシラバスにも追加されていた統計検定対策まとめです。今回は標本調査の具体例として国勢調査(こくせいちょうさ)についてまとめます。

過去の標本調査のまとめについては以下を参照してください。

まず国勢調査についての重要事項のみ箇条書きで記載します。選択問題、正誤問題に対応するため知っておいてください。

統計法に基づき総務大臣が実施する日本国の最も重要かつ基本的な統計調査であり、外国人も含む全居住者を対象とした全数調査であり日本で唯一の全数調査でもある
1920年(大正9年)から5年間隔で実施
10月1日の居住地をもとにする
統計法に基づくため個人情報の保護に関する法律、俗称個人情報保護法の適応外
統計法に基づくため回答義務があり、調査拒否や虚偽報告に対する50万円以下の罰則あり
最近では 2020年(令和2年)に第21回目が実施された、ちなみに2020年の調査は100周年でもあった

国勢調査では個人に対する調査世帯に対する調査を行います。

個人に対して性別、出生年月、配偶関係、国籍、住居の移転状況、就業状況、仕事の種類などを調査

世帯に対して世帯の種類、世帯員の数、住居の面積などを調査

ここまで最重要事項を箇条書きにしました。私も今回まとめていろいろと知らないことがあったので勉強になりました。以下、最重要事項では無いですが雑学レベルになりそうなことをまとめておきます。

直近の国勢調査について情報は得られませんでしたが、2010年の国勢調査にかかった費用は約 650億円であり大半が人件費だったようです。以前は必ず手渡しで記入用紙を渡し手渡しで受け取るという規則があったそうです。2010年から希望者にはインターネットでの回答も受け入れられるようになりました。私も少なくとも 2015年と 2020年の時はインターネット回答をした記憶があります。特に 2020年は新型コロナウイルスの影響もあり非接触での回答を推奨、つまりインターネット回答が推奨されました。

2020年の国勢調査では調査期間が 20日でした。最終的な回答率は 81.3% で前回 2015年の 71.0% を大きく上回りました。内訳はインターネット回答が 40%、郵送が 41% でした。以下の総務省のページを参考にしました。

ちなみに国勢調査のデータは以下から参照可能です。

では、ごきげんよう。


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