書評 ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」

株式会社リュディアです。ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」を読みましたので感想です。書籍版と Kindle 版へのリンクを以下につけておきます。

書籍としては面白かったです。平井氏は出会いにも恵まれたのだなと思いますし、恵まれた出会いを手に入れたのも平井氏ならではと思いながら読みました。

しかし今のソニーは業績という観点から再生したのかもしれないですが、以前のような最終製品でソニーらしいものが無いので寂しいですね。

エレキで復活したとは言いますが、スマートフォン用カメラとして使う CMOS イメージセンサという部品、電子デバイスでの売り上げが主です。金融や映画事業での売り上げが大きくなっているので株主からは歓迎されそうですが以前のソニーらしさという観点からは寂しく感じます。

今は SONY というブランドイメージが高い世代が存命なのですが、このまま魅力的な最終製品、ハードウェアにしろソフトウェアにしろ作れなければ10~20年後には黒子の製造業、サービス業になってるかもしれませんね。今の20歳くらいまでの世代にソニーについて聞いてみたらどのようなイメージなのでしょうか。

書籍としては非常に面白かったので後は本当にソニーが復活してくれれば、と思いました。

では、ごきげんよう。


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