H31 (R1)年度 全国学力テストで統計量を扱う #2

株式会社リュディアです。H31 (R1)年度 全国学力テストで統計量を扱う #1 に続いてまとめてみます。

今回は参加者数についてまとめてみます。

H31都道府県別参加者数表

中学校は国語、数学、英語の3教科に加えて質問紙、小学校は国語、算数の2教科に加えて質問紙があります。今回のまとめでは中学校は国語、数学、英語の三教科、小学校は国語、算数の二教科を主要教科として扱います。都道府県別に主要教科の平均参加者数を棒グラフにしてみました。予想されることですが大都市圏で参加者数が多いことがわかると思います。公開されている資料は公立の小学校、中学校に限定されていることに注意してください。

H31都道府県別参加者数棒グラフ

八地方区分でまとめると以下のようになりました。参加者数でみると中学校、小学校とも関東、中部、近畿の合計で 70 %弱、九州を加えると 80%程度になっています。前回にまとめた参加学校数を比較してみると大都市圏への偏りは学校数よりも中学生数、小学生数で大きいことがわかります。

H31八地方区分参加者数表

H31八地方区分参加者数棒グラフ

今回のまとめを通して教科ごとの参加者数のばらつきが大きい都道府県があることに気づきました。大阪府、特に中学校で国語、数学、英語の各参加者数のばらつきが標準偏差 40 を超えており他の都道府県と比較して大きいです。何が起こってるのかわからないのですが不思議な現象ではあります。

では、ごきげんよう。





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