高等学校 情報Iの要点 用語 アプリ

リュディアです。皆さんが接することの多い用語について教科書より深く見て考えてみる用語集です。不定期で投稿予定です。今回はアプリです。

まずアプリという言葉は和製英語です。正式な名前は Application / アプリケーションまたは Application Software / アプリケーションソフトウェアです。当然、英語でもこんな長い単語は使っていなくて App と呼んでいます。アプではなくアップと発音します。iOS 上で アップストア / AppStore というアプリケーションを購入する際に利用するアプリがありますよね。

アプリとは何なのか?プログラムやソフトウェアとは何が違うのか?わかりますか。アプリは語源を考えると応用あるいは応用ソフトウェアとなります。昔はプログラムと言えばコンピュータ上で実行できるソフトウェアのことでした。プログラムはプログラミング言語で記述されます。プログラムを記述するために使うソフトウェアをエディタと言いましたね。エディタはエディタであってアプリとは言わないと思います。記述したプログラムをコンピュータが実行可能な形式に変換するコンパイラというソフトウェアがあります。コンパイラもコンパイラであってアプリとは言わないと思います。

ある日、表計算ソフトウェアというものが登場しました。ロータス1-2-3 の登場です。

これはアプリケーションソフトウェアと呼ばれました。私が思うに、人間が他の方法で行っていたものをコンピュータ上で行えるようにしたソフトウェアをアプリと呼んでよいのではないでしょうか。表計算ソフトウェアが登場する前、人間はどのように会計処理を行っていたのでしょうか。ノート、ペン、電卓を使って行っていましたね。当然、人間が行う処理なのでミスも発生しやすかったと思います。表計算ソフトウェアの登場により会計処理、財務処理の現場は大きく変革されたと思います。

今現在の感覚でアプリとアプリで無いものを、どのような基準で使い分けているか?私はソフトウェアの開発で使うソフトウェア以外をアプリと呼ぶと考えています。OS、ドライバ、ファームウェアといったハードウェアに近い部分で動作するソフトウェアはもちろん除外した上での分類です。この考え方は個人的にはしっくりきています。ただ日本語でのアプリであることに注意してください。

では、ごきげんよう。

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