訪日外国人数の推移 #4

リュディアです。引き続き、訪日外国人数の推移を見ていきたいと思います。情報源は日本政府観光局の訪日外客統計です。

前回はアジアからの訪日外国人数の推移を見ましたが、今回は月単位のアジアからの訪日外国人数の推移を見たいと思います。なぜ月単位での推移をみるかというと、何となく春節の時期は韓国、中国、台湾の方が多いように感じたり、年末、年始はアングロサクソンの方が多いように感じたりするのですが、実際にはどうなのか数字として見たかったからです。コロナ禍になる直前の2019年のデータを見てみます。

ショックだったのですけど、中国の2つの大型連休である春節(旧正月)と国慶節(中華人民共和国の建国記念日)の双方で中国本土からの訪日外国人の数が少ないのです。驚きました。韓国からの訪日外国人数は春節の時期にピークがあります。また台湾、香港からの訪日外国人数は年間を通して安定しています。

では中国からの訪日外国人がピークを迎える7~8月は何があるのでしょうか?確証は無いですが学校の夏休みに家族で来日しているのでは、と思います。中国本土の学校の新学期は9月で7~8月の2か月は進学、新旧前の長期休みであることが多いです。

結論として春節の時期に多いのは韓国だけなんですね。他のアジアの多くの国も正月は春節で祝うことが多いです。太陽暦の新年を祝うのは日本くらいではないでしょうか。その春節の時期に韓国以外は訪日客が多くなっていないという事実は驚きでした。何でもデータで確認しないとダメですね。

では、ごきげんよう。

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