カリフォルニア州のAI規制法案について


アメリカのカリフォルニア州では、世界で初となるAI規制法案が可決されました。

ご存知の方も多いと思いますが、実はカリフォルニアにはシリコンバレーがあり、AppleやMicrosoft、Google、Adobeなどの大きなIT企業がたくさんあります。
どんな法案かざっくり噛み砕いて説明すると、AIで作られた画像には「これはAIで作った画像」とをわかるようにしないといけないという法案です。
(おそらくmetaタグかなんかに「AIで作った」とわかる情報を事前に埋め込んどくっぽい感じです)
そしてその情報がない生成画像は使用できないという内容です。

AppleやAdobe、Googleなどは、この法案に賛成しています。
しかし、サスティナブルディフュージョンやオープンソースのAIには、この法律が可決されるとかなり困ります。
なぜなら、オープンソースのAIツールでは、事前に情報を埋め込むことが難しいからです。

私はこの問題が、AIツールを巡る争点になると考えています。

クローズドソースの企業にとっては、事前に画像に情報を埋め込むことは特に問題ありません。
しかし、オープンソースで公開されている企業にとっては、この法律が施行されるとカリフォルニア州では使用できなくなる可能性が高いです。
そして、この安全対策がカリフォルニア州で本格的に適用されれば、他の州やヨーロッパでも同じような法律が制定されるでしょう。

その結果、オープンソースのAIツールの市場活動の幅が狭まると思います。


日本はかなりAIについてゆるいのでしばらくは現状維持のままだと思いますが、今後少しずつ様々な地域でAI規制法案が可決されていくと、日本もどうなるかわからないですよね。

なのでこの記事を読んで、今のうちにたくさんAIツールを使って作ろうと思いました。


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