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りぴーと

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素敵な作者さんたちの作品。私が読み返したいと感じた記事をまとめています。敢えて平仮名のりぴーと。
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#創作

#ジブリパーク で失った言葉の置き場

ジブリパークの凄みは、どこにあるのか? 2022年11月1日、愛・地球博記念公園のなかにオープンした「ジブリパーク」へ、弟と行ってきましたレポート。 オープン初日のチケットを、運良く買うことができまして。 入場できたのは「ジブリの大倉庫」エリアのみでしたが、とてつもなく大切で切ない何かを、ドドドと怒涛のように受け取り、たまらなくなってしまったので、言葉にしておきます。 「ジブリパーク」のちゃんとした案内や魅力は、ほかの人がエエ感じの写真とともに沢山シェアされてるので、

#月刊撚り糸 2021年をささやかにプレイバックする。

 2021年1月からはじめたマガジン#月刊撚り糸 。皆様のおかげで無事に一年を終えることができました。その感謝を込めまして、ささやかですが参加してくださった方々の作品の中からひとつずつ、主催者が一番好きだと思ったものを改めて紹介しています。 *** 1、夕焼けに煙る 絶対絶対絶対絶対もっと読まれるべきだ!!!と個人的に思ってる小説のひとつ。幼い日々の目線の低さ、見えない大人の仄暗さ、そして人と人との繋がりは温かいのだと教えてくれる距離感。そのすべてが絶妙に収まり、悲しい結

つまらないかも?読者はあなたではありません。

noteの連続投稿を始めて200日以上が過ぎた。 「さて、何を書こうか。」 noteを書いている人なら一度は、いや度々思うことだと思う。 私は日課のようにそう思っている。 200日中160日くらいはそう思っていたかもしれない。 そして誰もが思う「何を書こう」よりは頻度は低いかもしれないが、時々こんなことを思わないだろうか。 「この話、別に全然面白くないな。やめようか。」 何度”私は面白おかしいことを書くためにnoteをやっている愉快な人になりたいのか、いや違う”と自

今年の冬は彼女のために #月刊撚り糸

国道沿いから一本外れたトウカエデの並木道は暖かなまどろみに包まれていた。若葉の木漏れ日が作るまだら模様のアスファルトの踏み心地は柔らかく、5センチヒールの足取りは軽い。半歩前を歩く彼のスニーカーはまだ新品同様に真新しく、春らしい清潔感にあふれていた。 短く明瞭に告げられた「付き合ってほしい」の一言に「はい」と返事をすると、彼はほっとしたようにしばらく沈黙した。私もそれに合わせて唇を引き結び、人通りの少ない道を連れ立って歩く。風にざわめく木々の音をBGMにして、ふたりの関係が

創作のきっかけにどうぞ 「10のお題」シリーズ

同世代の創作者さんならきっとピンとくるのではないか、と思うのですがいかがでしょうか・・・いにしえの記憶の片隅に眠ってませんか。 「30のお題」 なんのこっちゃ?という方にご説明しますと、 お題サイトなるものがあって、そこには創作で使えるキーワードなんかがたくさんまとめて置いてあるんですね。例えば・・・ 「カップルに捧ぐ30のお題」 ・手をつなぐ ・相合傘 ・ハグ ・(以下続く) 「セリフで紡ぐ30のお題」 ・やぁ、僕の可愛い人 ・もう遅いんだよ、ぜんぶ ・手を伸ばせ