はじめての彼氏、交際1年

交際1年記念日。
お手紙の代わりに、この記事を書きたいと思う。


1年も経てば、関係は落ち着いてくるものなのだろうと思っていた。

確かに、訳もなく不安になって電話越しに泣きつくような夜は、ほとんどなくなってきたように思う。

でも、「高め安定」だ。

好きな気持ち、尊敬する気持ち、守りたいと思う気持ち…
それらの感情は、質も量も落ちていない。むしろ種類が増えている。

彼とも、「あんまり変わらないね」と話している。

LINEするときの絵文字も減らないし。

外を歩くときに手を繋ぐのはあたりまえになったけど、少しの間離してもすぐに差し出される手に毎度キュンとするし。

「好き」と言い合う数は減らないまま、「愛してる」と言い合う数が増えている気がするし。


いっぱい笑い合ったね。

ケンカはしないけど、いっぱい泣き合ったね。

付き合ったその日に、まだ顔も知らないのに「一生愛する」と言われたときは戸惑ったけど、
いつのまにか私が「あなたさえいればいい」と言うようになったね。

顔を見る前も見た後も変わらずに「可愛い」と言ってくれるね。
「綺麗だよ」と言ってくれる数が増えたね。

こんなにも愛してくれて、愛させてくれてありがとう。

愛し合うということがこんなにも私を満たしてくれることを、初めて知りました。

1年間ずっと愛で満たされていて、またこの季節が巡ってきていることに対して、不思議な感覚を覚えます。

去年の冬も、今年の冬も、同じくらいあたたかくて、まるで去年の冬がまだ続いているみたい。

来年も再来年もその先も、ずっとこんなあたたかい冬が来ればいいなと思います。

この温もりを、決して消したくない、忘れたくない。
その思いを確認するのが、「交際記念日」を覚えておく意味なのかもしれない。


本当に1年も経ったんだね。
あんまり実感がないや。

でも、その「実感のなさ」が、妙に嬉しい。

1年間、この幸せがずっと変わらなかったから。
明日も、1年後も、もっとその先も、僕らならずっとずっと変わらないでいられると思えるから。

永遠なんてないのに、「永遠」という言葉が存在する意味が、わかる気がする。


ありがとう。大好きだよ。
これからもよろしく。永遠に。

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