LINEヤフーコミュニケーションズのFACT BOOK 2024ができました
こんにちは!LINEヤフーコミュニケーションズ クリエイティブ部デザインチームの佐藤です。今回は、つい先日リリースされたLINEヤフーコミュニケーションズ FACT BOOK 2024の紹介と、デザイン制作のストーリーをお届けしたいと思いますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです!
発刊までの経緯と目的(Why)
2023年10月、ヤフーCS統括本部とLINE Fukuokaが統合し、LINEヤフーコミュニケーションズが誕生しました。それに伴い、私たちが提供するサービスや歩み、企業概要や統計データ、業績情報等のFACT(事実)をなるべく簡潔にまとめた資料を新しく準備する必要が生まれました。
誰に読んで欲しい資料なのか(Who)
取引先様、営業先様
LINEヤフーコミュニケーションズへの理解を深めていただき、信頼獲得に繋げたい。
入社者
自分がこれから働く会社に対しての理解を深め、誇りに感じてもらえると嬉しい。また、家族や大切な人に見せたくなり、周囲の方からも信頼していただけるとさらに嬉しい。
インターン生
LINEヤフーコミュニケーションズへの入社意欲の向上。
社内外問わずなるべくたくさんの方々に読んでもらいたいというのが正直な気持ちではありますが、今回は特に上記のような方々をメインのターゲットに捉え制作にあたりました。
何を伝えたいのか(What)
サービスや歩み、企業概要や統計データ、業績情報等。
企業の名刺としての役割も果たすものとしたい。
企業としての想いやストーリー、社員を取り巻く職場環境なども併せて伝えたい。
今回はWeb(PDF)版と製本版の両方での発刊を想定しており、冊子の手触りや佇まいからも信頼や安心感を感じられるものとしたい。
どのように制作を進めたのか(How)
①情報設計
プランナーに準備いただいた構成案を元に、情報のグルーピング、ストーリーが感じられて読み手にとって理解しやすい流れ、1ページあたりの最適な情報掲載量、視線の流れ等を意識しつつ関係者全員で推敲を重ねながら再構築。
②サイズの検討
今回はWeb版と製本版の両方を1つのデザインで兼ねる必要があったため、最適なサイズについて検討。
A4:一般的な書類のサイズ。余裕を持って情報を詰め込めるが、持ち運びには少し不便。製本版で適正と感じる文字サイズと情報量でレイアウトした際、Web版では少し文字が小さく、掲載情報量も多く感じてしまう可能性があるため少々懸念。
B6: 持ち運びに便利だが、1ページあたりの情報量が少なくなってしまう。スマホで読む分には最適なサイズと感じた。ページ数が増え、項目によってはページを跨ぐ必要も多々出てくる可能性があり、読者の購読リズムやペースを考慮した結果今回は厳しいと判断。
B5: ノートや教科書などでよく起用されるサイズ。大きなバッグでなくても収納でき、比較的持ち運びやすいサイズであると判断。情報量も適度に盛り込めるサイズ感で、印刷版とWeb版双方の観点からも、読者の体験的にスマートにフィットするサイズであると考えた。
以上の理由から今回はB5サイズが最適解であると判断し採択。
③全体のトーン
統合後初のFACT BOOK発刊ということもあり、LINEヤフーのCIに即した純度100%のオフィシャル感溢れる世界観でまとめることに決定。
コーポレートカラーであるInnovation Navyをメインカラーとして起用し、フォントはLINE Seedで統一。
表紙にはYahoo! JAPANロゴのビックリマークから継承した62度のInnovation Edgeを活用。
誌面全体を通してシンプルで読みやすく、とはいえ単調にならないよう、ダイナミックなリズムのある構成を目指して制作。また、印刷版ならではのこだわりとして、LINEロゴの持つラウンド(丸み)表現を活用しつつ、本の角をカットした仕様に。(現在鋭意印刷中のため、実物をお見せできないのが残念です…TTmそちらはまたの機会に。)
まとめ
無事リリースを迎えることができたLINEヤフーコミュニケーションズ FACT BOOK 2024。担当スタッフ全員で長い時間をかけてたくさんの試行錯誤を繰り返し、ようやく日の目を見ることができ本当に感無量です。英語版の制作にあたっては、翻訳チームの皆さんにデザインに合わせて度重なる文字数調整を行っていただくなど、最後までわがままに付き合っていただき本当に感謝しています(涙)。そんなLINEヤフーコミュニケーションズ FACT BOOK 2024を、皆様ぜひご覧いただけますと嬉しい限りです!
こちらからどうぞ↓
日本語版 / 英語版
これからも「WOW」と「!」な沢山のサービスやクリエイティブを発信し続けていきたいと思いますので、LINEヤフーコミュニケーションズをよろしくお願いします!