アルモドバル監督漬けのGWへのお誘い
日本とスペイン語圏の架け橋・イスパニカ代表の祈さんと、(株)タンジェリン・ラボ代表の私が、2021年に人生を変えるスペインへリトリート・ツアーを企画しだしたのが昨年の大晦日。その実現に向けて「2020年はスペインのことを大人の自由研究しよう」と企画した第一弾の『オールアバウト・マイ・マザー』を語るスペイン・ランチ会は、2月18日のことでした。
美味しいランチと、スペインにどこでもドアで移動したようなレストランと、参加された美しい女性たち、赤いテーブルクロス。アツい映画&人生トーク。夢のような時間でした。(このブログにちょっとだけ画像あり)
そしてコロナ禍がやってきました。ランチ会の時すでにヤツはすぐそこまで来ていました。その後軒並み、会食系のイベントがなくなり、食べなくても集まって話すことを避ける必要が出てきました。そもそも、これを書いている4月末に至っては、スペインへの旅行を次にいつ再開できるのか、という状況。ここでものすごく感謝したいのは、映画や書籍に閉じ込められたスペインは、今でもいつでも、ひらくことができること。そして、同じ作品を、離れた場所で何人でも楽しむことができること。さらに、それを語りあえる、オンラインシステムがある現代!!
私たちは第二弾の映画で語る会を、オンラインで開催します。
『オール・アバウト・マイ・マザー』を語る会のあと
『ボルベール』を観た私ですが、ペドロ・アルモドバル監督について詳しいわけではないのです。でも、心を揺さぶるものがある。興味深い。人の心の仕組やつながり、めぐりあわせ、人生のヒントがたくさんある。そして何より美しい。ほかの作品をもっと知りたいし、他の人が各作品をどう受け取っているのかも知りたい。
今日、『トーク・トゥー・ハー』を観ました。
明日『ジュリエッタ』を観る予定。
次に予約してるのは(宅配DVD)、『ハイヒール』。
1人の監督の作品を追って映画を観る。
私はこんなに短期間でやったことがない。
映画は好きだけど、時間とエネルギーを一定量ごそっと使うから、浴びるほどには観れていない。でも、外出自粛の今だからこそ、いつもはできない「毎日映画を観る」なんてこともできそう。(その後外出できるようになったら、とにかく劇場で映画が観たいけどね!!)
あなたと、(いきなり呼びかけちゃうけど、これを読んでくれてるあなたです)語り合うために、私なりのアルモドバル研究を進めたいと思います。
「大ファン!ぜひ語りたい!」という人から
「昔1回、『嫌い』って思ったけどそんなに言うなら再見してみる」という人も
「どうしてもわからないから、ファンの話を聴いてみたい」という人、
「ファンとはいえないがこの作品には思い入れがあって、なぜなら、、、」という人。
いろんな人が出会えるのでは?という期待をもって準備しております。
未曽有の疫病の蔓延という事態の中で、精神的に必要なのは、「私は何を大事にして生きていくのか」ということだと、カウンセラーの私は考えています。自分が何を大事にしているかは、他者に説明するときに言語化されてすっきりします。さらに自分とは違う人と比べたときによりくっきりと明らかになります。これは優劣や正誤とは違う次元の話で、この次元に私たちは慣れていくことが必要だと私は強く主張したい!
あっ思わず話がややこしくなりましたが「映画で語るとこんないいいことありますよ」をまとめると。
1、家で過ごすのに、映画はいいですよ~
2、アルモドバルというちょっと特殊な監督を追って映画をたくさん観るって面白いかもしれませんよ~
3、観たら語るといいですよ~。自分の大事なもの(価値観)の明確化、他者がいかに多様であるかの認識。それによる視野の拡大、自分の人生のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上・・・・
4、同じような価値観や、違うけど目を見開かれるような価値観の人と出会えるかも!
語り合うのを楽しみに、明日も観ます。
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