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LINE広告の潮流と最新のターゲティング設定方法

みなさん、こんにちは。LINE Frontlinerのクラハシミカです。

以前、プライバシー強化についてnoteを記載させてもらいましたが、ついにApp Tracking Transparency(ATT)強制同意がリリースされました。

当社が収集しているサイトのアクセスデータによると、約6割のユーザーがiOS14に該当しており、非常に高い割合で利用されていることがわかります。
一部の限定したユーザーということではないので、十分に理解し対応する必要があります。

ATTとは、ユーザーのプライバシーに配慮したAppleの取り組みなのですが、具体的に言うとIDFAの取得にユーザーの許可が必要となりました。

IDFAとはスマートフォン端末ごとに発行されているIDで、このIDFAによってユーザー行動を計測したり、パーソナライズやターゲティングを可能にしていた仕組みです。
IDFAが同意の取れたもののみになると、利用できるデータ数が減ることが想定されます。

それに関連し、アプリインストール・エンゲージメント計測など、LINE広告においても一部影響がある可能性があります。
配信量の増減なども考えられるので、留意しながら運用をされてください。

今後も、こういったプライバシーへの配慮は加速していくものと考えられます。
その動きを把握し、事前に最適な対策を取れるようにしておきましょう。

さて、上記に関連しますがLINE広告のターゲティングと最適な配信方法について、お伝えしたいと思います。

<年齢セグメントの拡張>
今まで、LINE広告では50歳以上のセグメントしかできませんでした。
4月のアップデートで50-54歳、55-59歳・60-64歳、65歳~で、選択できるようになりました。「シニア世代のLINE利用動向と公式アカウントに関する意識調査(2021年1月実施)」によると、60歳以上の方の【66%】がLINEを活用していることがわかりました。
60代の利用率で【72.6%】、70代の利用だと若干下がり【49.1%】となっています。
そのため、細かくセグメントができることは、マーケティング上でも非常に有効であると言えます。これだけ多くのシニアユーザーにアプローチできることもLINE広告の強みだと思いますので、ぜひセグメント情報を活用して、配信をしていきましょう。

<オススメの配信設定>
現在は自動最適化などの機能が進化しており、人が細かく運用をするよりも、より効率的で効果的な配信ができるようになりました。

以前は、年齢性別などで細かくセグメントごとに広告グループを作るなどをしていましたが、その方法は現在の運用には向いていません。

自動最適化などをうまく動かすためには、データ量を十分にし、機能を活用する必要があります。

◯年齢・性別はやや広めの選択をする
◯配信オーディエンスは設定しない
◯自動配置で設定する

こちらの3点をオススメします。

年齢などは細かく設定しがちですが、やや広めに設定することで、入札が最適になり、より多くのユーザーにリーチすることが可能になります。
その後、獲得結果などを分析し、除外設定などを活用しながら、効率がよいユーザーに配信を進めていきましょう。

さて、今回はいかがでしたでしょうか。
プライバシー強化の流れから、配信ができない・分析ができないなどの事態が発生します。より広告の仕組みを理解し、効率化を目地していくことが重要です。

学習の最適化を働かせるためには、広告グループ単位で累計40件のコンバージョンが必要になります。そのことを考慮し、広告グループを分けていくことが基本となります。
2週間程度で40CVが発生するセグメントを広めに作っていきましょう。

配信トレンドも自動最適化に向いていますので、最適化をうまく使うためのコツを覚えておきましょう。

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