LINEとECサイト・店舗の顧客体験をつなぐ！LINEログイン活用のすすめ
こんにちは！LINEソリューションコンサルティングチームの関です。
今回は、LINE Biz Partner Programにおいて、Technology Partnerのコミュニケーション部門に認定されている 株式会社フィードフォース 様の寄稿となります。
株式会社フィードフォース 様は、Technology Partnerの中でも各分野に優れたパートナーにおくられる認定バッジ＜Performance＞を獲得しています。
この記事では、パートナー様のご紹介ならびに、LINE APIのお取組についてなどを記載いたします。
本記事がLINE APIのご実装やツール導入/検討をいただく上でのご参考となれば幸いです。
1.まずは自己紹介
はじめまして！ソーシャルログイン・ID連携のSaaS「ソーシャルPLUS」です。
LINEログインを軸に、企業のWebサイト・ECサイト・店舗と連動した、160アカウント以上のLINE公式アカウントの活用支援を行っています。
2. とにかく便利なLINEログイン
LINE活用施策を考える際、「ひたすらメッセージの改善を！」というケース、まだまだ多いのではないでしょうか。
もちろんメッセージ配信も重要ですが、企業がお知らせしたいことばかりを一方的に送り、それを受け取るだけの場所になってしまうと、LINEはすぐにブロックされてしまいます。
やはり、ユーザー自身がメリットを感じる施策設計にすることがポイントです。そして、その際に活用できるAPIの一つが「LINEログイン」です。
・そもそもLINEログインとは？
LINEのアカウント情報とWebサイト・サービスの会員IDを連携することで、簡単にログインや会員登録ができる機能です。認証をLINE側で担ってもらえるので、セキュリティ強度を保ちつつ、便利なユーザー体験を提供できます。
特にLINEのオートログインのUXは他ソーシャルログインと比較しても秀逸で、ID連携後のログインがなんと1タップで完了。スマートフォンの小さな画面での操作を考えると、これは本当に便利です。
銀のさら様でのLINEのオートログイン利用例
LINE公式アカウントのリッチメニューやWebブラウザから
1タップでログインできる
参照：『宅配寿司「銀のさら」が実現する便利なネット注文体験とは？継続利用率を高め、LINE経由の売上を伸ばしたポイント』
3. 便利なだけじゃない！ECサイトや店舗と連動し、経由売上が3倍になった事例も
LINEログインの魅力は、ユーザー目線での便利さだけではありません。
効果的にメッセージの内容や配信先を改善するには「LINEの友だちがどんな人たちなのか」という情報が欠かせませんし、そもそもLINE活用のインパクトを高めるためにはターゲットリーチ数を増やす必要がありますよね。
そして、そんな時にもLINEログインの活用が効く……ってご存知でしたか？
ソーシャルPLUS LINEログインオプション 提供機能より
このように、LINEログインを新規会員登録導線に組み込むことで、フォーム入力の手間を省きつつ、会員登録と同時に友だち追加やID連携を完了させることができます。
これにより、ターゲットリーチ数やID連携率などLINE活用の土台となる数字の改善にも大きく貢献するのです。
（LINEを単独で活用するのではなく、ECサイト・店舗やメルマガなどの他マーケティング施策と連携させるなら、ID連携率の向上は欠かせません！）
しかし、LINEログインはクライアント側のシステムに組み込む必要があるため、他ツールとの連携や顧客ビジネスに関する深い理解が必要な機能でもあります。
今回は、数ある事例の中から2つピックアップしてご紹介します！
・ナースリー様：ID連携率61%！LINEログイン活用の王道導線で、リピート売上が新規売上を逆転
医療従事者向けECサイトのナースリー様では、新規会員登録導線にLINEログインを組み込み、自然に友だち追加を促進。ECサイトのお客様とLINEで繋がりつつ、LINE経由での便利な購入導線を実現し、1人あたりの購買回数が増加しました。
さらに、LINEログイン導入で61%※1まで高まったID連携率を活かして、購買履歴などでセグメントしたメッセージも配信。
新規会員数が2倍以上に増加しつつも、リピート売上が新規売上を上回るという驚きの結果が！
他にも、新規有効友だち数が約3倍、LINE経由の受注金額が約3倍※2などの成果を上げています。
・アコーディア・ゴルフ様：LINEから1タップで会員証表示！友だち数が0人→10万人に
アコーディア・ゴルフ様では、ゴルフ場のチェックインに使う会員カードをオンライン化し、LINEから手軽に表示できるよう、LINE公式アカウントを新規開設しました。
アコーディア・ゴルフ様での会員証表示例
会員カードを忘れる心配もなく、現地でのチェックインは機械にかざすだけでスムーズに。
導入後5ヵ月で、LINE公式アカウントの友だち数は0人から10万人にまで増加※3し、多くのユーザーに利用されています。
※1～3：フィードフォース調べ。
4. LINEミニアプリのリリースで、店頭での会員証発行がさらにスムーズに
さらに最近では、店頭で最短5秒で会員証発行ができるLINEミニアプリのリリースなど、オンライン・オフライン問わず、ユーザーと企業を繋ぐプラットフォームとしての機能拡充がめまぐるしいです。
今後も、ユーザーの生活を軸にした様々な機能・APIがリリースされることを期待しています！
ちなみに、このLINEミニアプリも、LINEログインと併用することで、店頭でタッチしたお客様とLINEやECサイトでも自然に繋がり続ける仕組みを実現できます。
（LINEログインとLINEミニアプリの併用アイデアもぜひ併せてご参照ください）
5. LINEをとりまく好循環で、日本の顧客体験をもっと豊かにしたい
生活様式の変化に呼応する形で、DXやオムニチャネル化を目指す動きも増えてまいりました。
今やMAU8,600万人(2020年9月時点)を誇り、生活のインフラとなったLINE。
LINEログインでID連携を促進し、ID連携率が高まったことでユーザー理解が進み、ユーザー目線で便利だからこそ利用され、その結果企業の売上も上がり、さらなる改善を行える。そんなLINEをとりまく好循環を巻き起こしていけるよう、私たちソーシャルPLUSも進化を続けていきます。