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LINE公式アカウント友だち獲得最新事例

Originals&Co中根です。ユーザーID×CDP(データベース)を活用した様々なツールを組み合わせて、企業やブランドの顧客課題を解決するプロデュースを行っています。

また、当社以外にも多くのパートナー企業(広告代理店様やLINEの法人向けサービスの提供会社)がLINE公式アカウントで特別な体験を届けるためのツールを提供しています。

LINEの運営会社が、LINE株式会社からLINEヤフー株式会社になりましたね。10/2にLINEヤフーBIZ Conferenceが実施され、 LINEとヤフーのユーザーアカウント連携と企業IDを統合し、LINE公式アカウントを中心とすることでユーザーデータのストックと活用ができる世界感が発表されました。これにより、ブランドや企業にとって益々LINE公式アカウントが重要となり、LINE公式アカウントを通じてヤフーのデータ活用もできるようになります。順次統合されるとのことなので期待しつつ…。今回は、ご要望の多い「LINE公式アカウント友だち獲得」最新事例のご紹介と解説をして参ります。

■最新事例のご紹介

【事例1】某雑貨店様

<店頭での施策>

①店頭にQRコード付きのPOPを設置し、ユーザーがQRコードを読み取りLINEログイン。

②その後表示されるアンケートの中で、ユーザーが「リッチメニューをお好きなカテゴリーに選択」の項目に回答すると、LINE公式アカウントのリッチメニューがアンケート内で選択した内容に切り替わる。この時、リッチメニューの中にクーポンが表示される。アンケートを実施することで、友だち追加してくれたユーザーの「お好きなカテゴリーフラグ」と「ユーザーIDのデータ」*を取得できる。
*LINEのユーザーID:ユーザーIDとは、ユーザーの一意な識別子です。ユーザーIDは、LINEで登録されているユーザーの表示名や、LINEでの友だち検索に利用するLINE IDとは異なります。

③アンケートで取得したデータにより、「特定の店舗に通っている友だちのみのセグメント配信」や「企業のアプリやメルマガに登録している友だちのみセグメントする」などLINE公式アカウントの管理画面だけでは設定できないブランド独自のセグメント配信を実現できるほか、

  • 友だちの指定した配信希望時間にメッセージが届く/欲しい情報が届く。

  • 特定の店舗で使えるクーポンがもらえる。

など「”友だちの望む、最適な情報を届ける”という友だちとブランドや企業のLINE公式アカウントとの約束」が成立する。

*弊社事例になりますが、LINE公式アカウントにユーザー視点での「友だちになる理由」や「約束」を設定することで、約2ヶ月で70,000人の友だち増、ブロック率約9.5%という好結果となりました。

これにより、友だちは好きなカテゴリに特化したリッチメニューを利用し、好きな情報にアクセスしやすくなります。また興味のある内容のメッセージが届くことで開封率やクリック率が格段に改善された事例になります。

【事例2】某メーカー様

<プロダクトブランドの場合>

企業・ブランドの皆さまは、購入者へのアンケートを実施されていますか?Webキャンペーンや購入者アンケートを自社のWeb会員様に実施されている場合には、LINEログインを介してアンケートシステムや会員システムへのアクセスができるように小規模開発を実施することで、より多くの友だちを集める事が可能になります。

取得したユーザーIDとアンケート結果は、LINE公式アカウントの管理画面だけではできないブランド独自のセグメント配信を実現し、「”友だちの望む、最適な情報を届ける”という、友だちとブランドや企業のLINE公式アカウントとの約束」が成立します。

*こちらも弊社事例となりますが、LINE公式アカウントに「友だちになる理由や、友だちになることで実現される約束が明確」で「ユーザーメリットが高い」と、3ヶ月で52,000人の友だち増、ブロック率約19.5%という結果を得ることができました。

■そもそもLINEログインとは?

LINEログインを活用して友だち獲得した事例を基にご紹介いたします。

LINE公式アカウントを利用されている時に、こんな画面がでてくる事はありませんか?LINE公式アカウントの友だち追加の入り口になるQRコードやURLを、自社のサーバー(WEBキャンペーンページやWEBアンケートページ、自社ECページなど)に置き、LINEログインを介してプロフィール情報などを取得できるように開発されているのです。

<開発仕様>
アンケートの前にLINEログインを介する事で、回答した友だちのプロフィール情報やユーザー識別子(ユーザーID)をアンケート提供サーバーへ受け渡す。

この時、LINE公式アカウントの友だちではない方の場合は、「友だち追加されるオプション」にチェックを入れたら友だち追加されることもポイントです。*
*認証済プロバイダーに限ります。

■LINE公式アカウントの友だち獲得のためのポイントと、まとめ

最後にポイントとまとめです。

【LINE公式アカウントの友だち獲得のためのポイント】

①LINE公式アカウントのメッセージ配信やコンテンツに、ブランドや企業独自の約束が明確か?
友だちになったら「こんな事が出来る」や「こんなメリットがある」など、ユーザー視点でLINE公式アカウントと繋がり続ける理由を提示して、友だち追加を促しましょう。

その約束が魅力的だったり、その一瞬の気持ちに寄り添えた内容だったりすると、ブロックする可能性が低い友だちの獲得に繋がります。
中でも、既存商品を定価で購入されている顧客や既存商品に愛着を持った顧客は、最も大切に丁寧なコミュニケーションを取らなくてはいけない友だちです。その方々に嫌われないように細心の注意を払いましょう。

②友だちの要望に応え、LINE公式アカウントを友だちと一緒に創っていく。
LINEリサーチやブランド独自のアンケートシステムで、LINE公式アカウントの友だちに現状の配信内容やリッチメニューのコンテンツに満足しているかを聞きながら、一緒にコンテンツを創る事が大切です。参考までに、弊社取引先でアンケートを実施したところ、

  • 特定商品、ブランドの新商品情報だけ欲しい

  • イベント情報をもっと早く知りたい

  • FAQや説明書を見つけやすくして欲しい  

など、LINE公式アカウントへの要望に対するアンケート結果は、友だちによって欲しい情報やコンテンツは想像以上にバラバラでした。

その結果を踏まえ、いかに友だちの欲しい情報を理解し、極力大きいセグメントを検討するかが最も重要と言えます。

事例2に記載した通り、LINEログインを活用したアンケートを実施すると、LINEのユーザーIDとアンケート結果から、友だちの要望にお答えするためのセグメントデータが手に入るはずです。

情報を受け取る友だちと一緒にLINE公式アカウントを運営することが多くの共感を呼び、つながり続ける「顧客接点」となっていくのです。

【まとめ】

LINEログインを活用してアンケートを実施し、アンケート結果に基づく内容のメッセージ配信とセグメント配信を実施する約束をユーザーに提示することで、

①ブロックする可能性が低い友だちを獲得できる。
②開封率やクリック率を改善できる可能性がある。

カネボウや花王でアプリ運営やLINE公式アカウント運営をしてきた経験を、Originals&Coとして様々なブランドに提供して参りましたが、業種に関係なく、「LINE公式アカウントの友だちとの約束」をしっかり検討し、真摯に丁寧にLINE公式アカウントを運営すると、皆さまのアカウントでももっと効果的で顧客に喜ばれるサービスを提供できると確信しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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