展示会ビジネスでのLINE公式アカウント有効活用方法
LINE Frontlinerの野尻猛です。
日頃よりマーケティングのプロとして、LINE公式アカウントのプロとして、色々なメディアやSNSで活動をさせていただいております。
そして、株式会社CRMマーケティングという会社を立ち上げて、色々なメーカーさん、企業さん、各店舗やチェーン店本部さんから、小さな1店舗など、様々なLINE公式アカウントの有効活用支援を担当しております。
本日は、展示会ビジネスをメインにお話しします。
9月に入り、東京ビッグサイト、幕張メッセなどでの展示会はかなり活発となってきました。私のお客様も、しっかりとこの展示会での新規開拓をしっかり頑張っていますが、同時に、
「展示会でのLINE公式アカウントの有効活用を支援してください」
の声も多く頂くようになりました。今日はそのような方達必見の内容です。ぜひ最後までお読みください。
そして、展示会ビジネスの勝ち方はあまり関係ないと閉じようとした方!ダメですよ。この手法、成功事例はどんなビジネスの方にも参考になります。
新規顧客開拓が必要な全ての方達必見です。ぜひ、今すぐ自社での販促にお役立てください。
☆① 展示会ビジネスの強い点
まずは、展示会ビジネスを紐解いていきますが、皆様はビッグサイト等の展示会は皆様行ったことや、ブースを出したことはありますか?
展示会ビジネスは、同じようなジャンルの会社が一同にブースを出すので、その業界やその業種、そういったビジネス手法に興味がある方が一気に集まります。
そして、 そのジャンルには興味があったけど、この会社名やこの会社のことは初めて聞く、という方がものすごくたくさんブースの前を通られるのも特徴の一つです。
チャンスはたくさんある。掴むか掴まないかは各企業次第。と言えますね。
☆② 逆に展示会ビジネスの弱い点
展示会ビジネスはいいことばかりじゃん!と思った皆様。そう思うのはちょっと早いです。いい部分があれば悪い部分もあります。
まずは、経費が結構かかります。ブース代のみが表面化しますが、ブースの装飾代もかかりますし、前日に設置する人件費もかかります。ブースのデザインをするデザイン費もかかります。その準備をするための人件費も途方もなく費用がかかります。
ちゃんとやれば、すごく良いブースになるでしょう。でもちょっとの努力でパパッとブースを作ってもデザイン的にも、商品の見せ方的にもそんなに魅力がないブースで終わってしまいます。
ある企業のブースの実費ですが
ブース代 40万円
ブース装飾代 90万円
ブース準備の人件費 50万円以上
出展中の人件費・雑費・交通費など 40万円
と結果が出ています。
今回のケースでは人件費以外で130万円、人件費を込めて考えると220万円かかっています。
色々なビッグサイトのブース出展もお手伝いしていますが、ビッグサイトに3日間出展する件で、500万円とか800万円かけている企業もあります。
せっかく経費をかけてブースを作っても、その展示会自体の集客が少なめということもあります。
あと、最大の欠点は、そこで集めたリスト(名刺やアンケートなど)の使い道がわからない、または無駄がある。という点です。
せっかく200枚以上の名刺を集めても、今すぐに検討しているという10社分の名刺はうまく活用できても、残りの名刺の活用が下手だったりします。
ドストライクの名刺は活かせれるが、そうでない名刺や見込みが薄い名刺にも営業をかけてしまい、逆に離反となるという欠点があります。
あと、展示会にはライバルも多数出展しています。そことの差別化も必要です。
☆③ 展示会でのLINE公式アカウントの簡単な活かし方
私のクライアントさんの中には、展示会の期間中に1,000万円以上の受注を取り付けた。とか、新規の取引先が30社以上見つかり、全て1ヶ月以内に取引基本契約書を締結できた。とか、展示会での成功事例は多々あります。
特別にお金をかけたわけではありません。唯一やった点は、「LINE公式アカウント」です。
展示会ビジネスを成功させるのも、LINE公式アカウントで出来るんです。
今日は、その中でも簡単な部分をお教えします。ぜひ今後の展示会の出展時に活かしてください。
もっと深くまで、展示会ビジネスの成功事例を聞きたいという方は、野尻までどんどん質問ください。このnoteを最後まで読むと、私の連絡先のLINE公式アカウントが出てきますので、そちらからLINEチャットで話しかけてください。
☆③-1 QRコードを分けましょう
展示会時に一番困るのは、「名刺の仕分け」です。その展示会の時はものすごく話が盛り上がって、この盛り上がりを忘れるわけがないと思っているものの、展示会が終わるとびっくりするくらい忘れてしまいます。
もちろん忘れても良いのですが、
A 今すぐにでも購入したい(取引したい)
B 弊社ではない企業で仕入れている
C 今後、仕入れに関して考えていきたい(今ではない)
D 現時点ではお客さまになりようはない。
この4つの仕分けだけは、覚えておかないといけません。
アンケートに書いておけば良いと思っていませんか?それでは次のアクションまでが遅すぎます。
そこをもっと簡略化し、仕組み化することが必要です。そのためにLINE公式アカウントのQRコードを分けましょう。
LINE公式アカウントの標準機能に、「友だち追加経路を設定」というのがあり、上記のAからDまでで、4種類のQRコードを発行しておきましょう。
展示会でブースの前を歩いている方に話しかけながら、話しかけられながら、相手の興味が出てきたところでこの4種類のQRコードの中で最適なものを1つ読み取ってもらえばいいのです。
☆③-2 AランクはLINEチャットをスタートさせましょう
そして、AのQRコードのお客さまには、QRコードを読み取り、友だち登録いただいた直後に、そのLINE公式アカウント上に、名前(フルネーム)をつぶやいてもらいましょう。
LINEチャットの有効活用に関しては、別で私が記事を書いていますので、そちらを参照してください。
Aの方達のLINEチャットで名前をつぶやいてもらったら、必ずその方達に「2022年10月展示会 A」とタグをつけておきましょう。
これで準備は完璧です。
AランクのQRコードで登録させて、LINEチャットを開始し、チャットタグもつけました。Bランク、Cランク、Dランクと友だち追加経路を設定しました。次の章では、友だち獲得のための作戦に関してです。
☆③-3 どうやってQRコードを読んでもらうかの作戦も考えましょう
4種類のQRコードの販促物があります。それでどうやって友だち登録をさせていくかの作戦を事前に立てて、展示会スタッフ全員に共有しておく必要があります。
例えば、展示会スタッフが各自単語帳みたいな形で、AからDの4種類のQRコードが印刷されている制作物があったらどうでしょうか?
名刺交換して、色々とお話しして話終わる前に、話の中盤ごろに
「LINE公式アカウントで色々と資料を送信していますので、こちらで資料をお求めください」とか、
Aランクの方には
「今後、メールもしますが、メールだけだと埋もれてしまったり、簡単に相談が受けられないので、こちらのQRコードから、弊社のLINE公式アカウントの友だちになって色々と具体的な見積もりのやり取りをしましょう」
とお話しし、友だち登録と名前(フルネーム)をつぶやいてもらいましょう。
もう取引したい。購入したいという方と確実にLINEチャットを繋げるのがコツです。このスピード感が、ライバルに契約を持っていかれるのを防ぐことにもなります。
☆④ LINE公式アカウントの優位性を最大限に活用する
展示会に出展しての新規顧客獲得や、既存顧客への新商品の提案というのは、すごくライバルが多いです。
ですが、同時にチャンスも多いです。メールでのやり取りだとどうしてもライバルのメールと一緒に埋もれてしまいます。
必ず、独自のLINE公式アカウントを立ち上げ、そちらの方に誘導しましょう。
もうすでに購入の意思がある。という方も、他のブースを回っている間に違うブースでいいものを見つけてしまうかもしれません。
例えそうだったとしても、やり取り面で優位なツールを利用すれば、迅速なやり取り、埋もれないやり取り、見てもらえる見積書というのが確保できます。
実例ですが、展示会に毎回出展しているが、新規の顧客獲得は毎回20社前後。LINE公式アカウントを使った展示会集客コンサルを私が受けた後は、コロナ禍にもかかわらず、以降ずっと、一度の展示会で100社以上の新規獲得が続いています。
コロナ禍でビジネスチャンスも減って、少ないチャンスを活かさないといけない企業は多々あると思います。
その少ないチャンスをLINE公式アカウントというツールを使って成功に導きましょう。
今回の展示会集客の一例はあくまでも一例です。私に連絡いただければ、現状分析から、最適と思われるご提案までしっかりと行わせてもらっていますので、いつでもご相談ください。
ここまで読んでくれている方はすでにお分かりと思いますが、私が知っている限り、LINE公式アカウントの標準機能でさえ、使いこなしている店舗はまだまだ少ないのが実態です。
LINE公式アカウントや、LINE広告には素晴らしい可能性がたくさん詰まっています。
ある企業の実例ですが、銀行借入がもうできず、なけなしの販促費で最後の展示会に出展して大成功し、今は大阪にも名古屋にも福岡にも札幌にも支店を構えられるくらいのブランドまで育った企業もあります。
このV字復活を実現させたのも「LINE公式アカウントの展示会ビジネスへの有効活用方法」です。
もちろん、今ここでお話ししたのはそのごく一部です。でも全部を知れば、かなりの確率で成果が上げられるでしょう。
ぜひ皆様も、新規獲得手法の一つとしてLINE公式アカウントの有効活用を検討してください。野尻も応援しています。質問やコンサル依頼もどしどしお受けしております。
最後に、「LINE Frontliner」は、LINEへの高い知識レベルと豊富な経験を備えたLINEの認定講師です。日本国内に9名しか存在しません。
私たち、LINE Frontlinerには、LINE社と共に第一線でマーケットを作っていく役割・使命があります。
何でも相談に乗りますし、皆様がLINE公式アカウント・LINE広告を有効活用し、企業がより利益体質になれるようにサポートさせて頂きます。
LINE Frontliner野尻猛のLINE公式アカウントから、どしどしご相談ください。
ぜひ皆様の1歩をお待ちしております。