LINE公式アカウントの新機能「メンバーシップ」を飲食店で活用する方法
みなさん、こんにちは。
LINE Frontliner / DOTZ株式会社CEOの稲益です。
今回は、23年1/27に発表された「LINE公式アカウントメンバーシップ」機能について飲食店における活用方法についてお届けます。
ぜひ最後までご覧ください!
1.LINE公式アカウントメンバーシップ機能とは?
簡単にいうと、LINE公式アカウント上で、誰でも簡単に「サブスクリプションサービス」が作成可能なサービスです。
オンラインサロンやオンラインレッスンなどのオンラインでの定額サービスや、美容室や飲食店などリアル店舗(オフライン)でも活用が可能です。
これまで、サブスクサービスを導入するには、専用のシステムを利用して、サービスを構築する必要がありました。
業者側は、システム知識がなくともLINE公式アカウントの管理画面上で簡単に導入ができます。また利用者側も月間利用者数9,400万人*が利用するLINE上で申し込みが完結するため、ユーザー側も専用のアプリケーションをダウンロードするような手間がありません。
*2022年12月末時点
双方で導入/申し込みのハードルが高くないため、サブスクサービス導入から利用開始までこれまでと違って容易になってきます。
LINE公式アカウントメンバーシップ機能が活用できる業態としては以下の様なものが挙げられます。
手数料は、Web決済の場合は売上金の10%、LINEアプリ内での課金の場合は売上金35%が差し引かれます。
オンラインサービスはアプリ内決済、オフラインサービスの場合はWeb決済が基本となりますので構築するサービスによって価格設定を考える必要があるのもポイントとなります。
最後にメンバーシップ機能を導入し、サブスクリプションサービスを開始するメリットについて挙げます。
・メンバーシップに加入しているメンバーへのメッセージ配信料は無料で無制限に利用可能!
メンバーシップに加入したメンバーの特定ができますので、LINE公式アカウントからメッセージを送信する際に、メンバーに限定して情報発信が可能です。
また、その際のメッセージに関しては、配信費用は課金対象外となるため、無料で無制限に配信ができ、メンバーシップ加入者であるコアなユーザーとの密なコミュニケーションが可能となります。
・継続的な収益が得られる
サブスクリプションサービスは定額制のビジネスモデルのため、「メンバーシップ加入者数×月あたりの定額料金=売上」となる為、毎月継続した収益が得られます。
満足してもらえるようなサービス内容にすることで、退会者を減らし、毎月新規でのメンバーシップ加入者数を増やしていくことで、安定収益を伸ばしていくことも可能となります。
2.飲食店におけるメンバーシップ機能の活用アイデア
メンバーシップ機能をどのように活用すれば、売上アップにつながるか、飲食店における活用アイデアについてご紹介します。
・メインの商材以外でお得感を出す特典を設ける!
例えばラーメン屋さんの場合であれば、通常200円するトッピングを「半額100円×5回分」の500円で提供する特典や、400円する餃子を「半額200円×5回分」の1,000円で提供する特典などといった具合です。
メインの商材であるラーメン自体の値引きをするのではなく、同時に注文されやすいサブ商材をお得感のある価格で、サブスク型で提供することにより、「使わないともったい無い」という顧客心理をくすぐることにつながるため、再来店率をアップすることができ、メイン商材の値引きは実施していないため、結果として1顧客あたりの売上アップに繋げていける可能性があります。
・ミニアプリとの併用で売上を最大化!
私が経営するDOTZ社では、飲食店に特化したLINE公式アカウントの完全自動運用ツール「ジーニーforレストラン」というツールを提供しておりますが、「ジーニーforレストラン」と「LINE公式アカウントメンバーシップ機能」を同時に活用することで、飲食店における再来店を更に促進することが可能です。
今回は新しくLINE公式アカウントに追加された新機能「メンバーシップ」についてご紹介すると共に、飲食店における活用アイデアをおまとめしました。
安定収益に繋がるサブスクサービスが誰でも簡単に導入できるメンバーシップ機能を活用して更なる売上拡大に繋がっていければ嬉しい限りです。
最後までご覧いただきありがとうございました。 次回更新もお楽しみに!