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マラソン大会レビューその1 湘南国際マラソン


みなさん、こんにちは!志方です。


日本には、たくさんのマラソン大会があります。


でも、どのレースが良いの?というのは走ってみないとわかりません。
レースを一本走るのはとても大変な労力がかかります。(お金も)


そこで、自分にはどのレースを走るのが良いのかというのを判断できるようにしてもらうために志方が実際に走ったレースをレビューしていきたいと思います。


まずは、先日に行われた湘南国際マラソンについてレビューしたいと思います。


湘南国際マラソンについて


大磯プリンスホテルをスタートゴール地点として、茅ケ崎、江の島折り返しの湘南の海を堪能できるコースとなっています。


コースの高低差はほとんどなく、折り返しも2回と少ないので記録を狙いやすいコースとなっています。

ただ、この大会の記録は公認にはならないので、出場される方はそこを考慮して出場してください。


世界初のマイカップ・マイボトルマラソン


この湘南国際マラソンの最大の特徴といえば、マイカップかマイボトルによる給水です。


通常のマラソン大会では、コースの途中で用意されている紙コップによる給水が当たり前となっていますが、この給水方法だと紙コップがコース上に散乱してしまってそれが大量のゴミとなってしまうことが問題でした。


その紙コップのゴミを無くすために、この湘南国際マラソンでは自身でマイコップ&マイボトルを携帯してそれにコース上にあるジャグやボトルから水分を入れて給水するという方法になりました。


これによって、2022年の大会ではそれまでの大会と比べて8000㎏を超えるゴミを削減することができたそうです。


今後も世界一エコなマラソン大会としてこの取り組みは続けられるでしょう。


地球環境を考えるランナーにはぴったりな大会となります。


完走率は90%以上


ゴールはこのようなゲートになっている

マラソン初心者にとって、完走が大きな目標となります。


マラソン大会には、それぞれコースが違うのでコースの特徴によっては完走しやすい、しにくいというのが変わってきます。


最初に書いた通り、湘南国際マラソンのコースは高低差が少なく、この時期は安定した天気になりやすいので完走率は高いです。


ただ、海沿いのコースということもあり向かい風が吹くこともよくあり、それによっては走りづらいかもしれません。


アクセスが少し難


大会会場までは、最寄りの駅から大会直行バスが出ているのですが、このバスがとにかく混雑します。


ものすごく並ぶ上に、ぎゅうぎゅうでバスに乗らなくてはいけないので、バスに乗るよりも駅から歩いていった方がいいんじゃないかと思うぐらいです。(駅から約3km)


フルマラソンを走る前にあまり歩きたくはないけど、バスの行列に並んで乗れたとしてもぎゅうぎゅうだと選択に悩むところです。


僕は、アップ代わりに歩いて行く派です。


実際に走ってみて


実際に走ってみての感想は、前半はとにかく走りやすい。後半は一変してかなりツライというのが率直な感想でした。


今回のレースのコンディションは、前半が追い風で折り返してからが向かい風ということもあって


折り返すまでが、とにかく気持ちよくペースに乗れて走りやすかったです。たぶんほとんどのランナーがそう感じたのではないでしょうか。


しかし、折り返してからが結構な難関コースに変貌しました。


折り返してすぐは、防風林が生えているところが多くて風避けがあったのですが、30km過ぎあたりからそれもなくなり、ダイレクトで風を受けまくりました。


とくに35km以降がすごくて、下り坂なのに4'00"/kmかかってしまうぐらい過酷でした。


それでも、自己最高記録より速いタイムで走ることができたので、風さえなければ全体的に走りやすいコースだと思いました。


折返しが19.2kmという罠


1回目の折り返しはハーフではない

湘南国際マラソンは折返しが2回あって、1回目は19.2kmで2回目が39.6kmなんですけど、


その1回目の折返しが19.2kmというのがその後苦しむポイントで、ほとんどのランナーがスタートゴールが同じ場所の行って来いコースは半分の21kmが折返しという思い込みをしてしまう方がほとんどだと思います。


そうじゃないにしても、折返しをすると21kmじゃないとわかっていても、心理的に半分に来たと思ってしまいます。


実際に走っている距離と心理的な部分でのギャップが地味に苦しめられてしまいます。


給水問題


この大会では先に書いた通り、沿道に準備されているジャグからマイカップに水分を注ぎ、それを飲むか

自分で携帯しているマイボトルで給水する2つの方法で給水するのですが、


ペースが速くなればなるほど、この2つの方法では給水しづらくなっていきます。


僕もずっと給水をためらっていて、なんならためらい過ぎて手足がしびれるぐらいまで我慢してしまいました。(危険なので適切な給水をしましょう)


結局、34kmぐらいから1kmごとに止まりながら、マイカップにジャグからスポーツドリンクを注いで給水するようにしていました。


シリアスランナーになってくると、やっぱり給水は通常通りの紙コップで渡される方が、ちゃんと給水ができてタイムにも影響がないなと思いました。


初心者からサブ3.5までのランナーであれば、そこまで影響はないかと思うので、この給水スタイルを楽しむのも良いかもしれません。


湘南国際マラソンの総合評価


完走のしやすさ  ★★★★☆
記録の出しやすさ ★★★☆☆ *但し非公認記録
アクセス     ★☆☆☆☆
景色       ★★★★★
楽しさ      ★★★★★

総合       3.5/5.0


大会の最大の特徴である、世界一エコな大会を目指しているのもあって他の大会と大きな差別化をしている大会となります。


景色は湘南の海と風を感じることができ、江の島で折り返すのは湘南好きにはたまらないコースとなっています。


沿道の応援も都市型マラソンでもないのにほとんど途切れることがないので、(最初と最後はいない)応援を力に走れる大会でもあります。


アクセスに難がありますが、そこを除けば大会の雰囲気も湘南らしい明るい雰囲気でとても楽しめる大会です。

給水が特殊なので、初心者の方というよりかは数回マラソンを経験された方におすすめしたいかなと思います。


今後もこんな感じで大会のレビューをしていきたいと思いますので、参考にしていただければ嬉しいです。


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